「本日も読書」

読書と映画の感想。ジャンル無関係、コミック多いけどたまに活字も。

龍馬史

2012年02月20日 | book
磯田先生の本。
武士の家計簿も面白かったけど、NHKの歴史系番組や、ポッドキャストとかに
ゲストで出てくると話が面白いし、ちょっとただ聞き流す歴史の話に
こういう意味があったんですよ、というのをわかりやすく言ってくれる。

んで、龍馬史は、坂本龍馬の死の真相本みたいに見えますけど、
実際は龍馬とその時代、その周りの人々や生活、組織がどういうもので
あったのかというのを教えてくれます。
あと坂本龍馬って実はえげつないね、とかw

面白いのが薩長側だけでなく会津藩とかの優秀な人物の話。
龍馬はなんで藩邸にいかんのか、とか。
とくに龍馬が幕府大目付の玄播さんに会いに行っているあたりは
知らなかった。

だって龍馬系のドラマ見ていると、大政奉還とか薩長同盟とかやらかして
大きい仕事して近江屋で一服でもしているときにヤラレタ感じがしていたんですが
全然違いますよね、これ。
どっちかっつーと玄播さん動かすために頑張ってたときにヤラレタと。

あと中岡さん、隣の家の屋根の上で死んでんのかよ!
なんか部屋のなかで中岡、龍馬は隣あって死んでたのかと思ってたんですが。

細かい話が面白くて、幕末話ってまだまだ全然知らないことあるなあ。

龍馬史
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文藝春秋

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