前回の記事にある土地神さまとは、自分が生まれたときに行った
宮参り先の産土神であったり、今住んでいる場所を守護されている
神さまであったり、家の神柱にお迎えした神さまであったり・・・
と、いわば、今在る場所にいることを神さまに感謝することである。
いろいろなご縁をいただいて、今の地に私たちは住まわせていただ
いている。
そのことを謙虚に受けとめ、感謝の言葉を述べるとともに、作法を
行うのであれば、お塩やお酒をさしあげるのも、いいだろう。
今、自分がここに在るのは、いろいろな人たち、そして、いろいろな
目には見えないものによって、存在することができる。
そのことは当たり前なのではなく、助けがあってこそなのだ。
そのことを改めて、再認識する。
自分を守る声に耳を傾ける。
自分への他者の声に耳を傾ける。
そして、そのままを受け取るのではなく、本質に添って、判断を
するのだ。
いわば、起こることは、あなたの本質に働きかけているのだ。
感情に流されることもあるだろう。
けれども、いつかは、感情ではなく、本質によって、動くことを
学んでいけばよい。
本質が目覚めれば、あなたは、笑っている。
いつでも、微笑んでいられる。
神さま方のように
そう、わたしたちのように
そう、あなたはひとりではなく、いつも、守られているのだから。