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第5回 シバウラ農用トラクター 設計のこだわりを見た!




ようこそ !
 趣味人(シュミット)の
   プラジェクトX(ばってん)へ!



組み立て説明書の最後にある注意書きです。

プラモデルの弱点は高熱と衝撃。

もちろんタミヤのミニ四駆は例外として一般的な物は、耐熱以上の高熱による変形や、外部からの強い衝撃による接着部の剥離やパーツそのものの変形、脱落で崩壊します。

子供のころにはゼンマイ動力のプラモデルは作っては壊し(壊れて)沢山遊んだものですが、プラモデルの宿命としてそれは当たり前の事として受け止めていました。

このキットでは、注意書きにもあるようにゼンマイを巻く時の握りしめる圧力に耐える『設計のこだわり』を、キットの成型に見る事ができました。




エンジンカバーを仮組みした所です。
実車通りディーゼルエンジンから補機類まで覆うプレス加工された薄い鉄板で出来ていて、点検整備時には前方に傾けて開放する仕組みになっているのをYouTubeで視聴しました。







カバーを裏返しにして、肉厚の比較です。
実車に沿うなら、左端のラジエーターグリル枠や、ゼンマイユニットを囲む部分と同じ肉厚でも模型としては成り立ちますが、約3倍の肉厚で成型されています。
ゼンマイを巻く時の握り締める圧力に耐えるよう、また自然と手がいくところが変形しないよう、ぬかりなく設計してあります。







このエンジンカバーの側面にできた大きなヒケに、瞬間接着剤の食いつきをよくするため表面を荒らし、瞬着+パウダーで処理していた段階では、こんなにも厚くしなくていいのにと思っていましたが、ゼンマイを巻くシミュレーションで合点がいきました。握る場所はここしかない!


プラジェクトX(ばって〜ん♡)


このキットを昭和のリアルタイムで作っていたとして、プラモ小僧の私達は気づく由もなかったと思います。
動力ユニットを組み込むスペースに余裕あるレーサーやタンクでは、リブを立てて囲ってしまえば何の問題も有りません。

この三共模型の手になるトラクターのプラモデルは、スケールモデルとしてもフォルムを崩す事なく、現在では[チョロQ]のように極小のゼンマイユニットで走りまわるおもちゃもありますが、当時としてパワーのある大きなゼンマイユニットをエンジンスペースにキッチリ組み込み、絞り込まれた運転席の下にドライブシャフトを通し、車軸をデファレンシャルギアで駆動させ、動かして遊べる壊れにくいプラモデルとして両立させた設計力に感動しました。


プラジェクトX(ばって〜ん♡)


そろそろ完成に近づいて来ましたが、塗装しないまま動かして遊ぶ歳でもないし(←痩せ我慢)、わかる範囲でディテールアップを散りばめて、もう少し楽しみたいと思います。


今日もご覧頂き
   ありがとうございました。m(_ _)m

  今回は この辺で ごきげんよう  (^o^)/

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