99歳の壁&牛窓にて

2024年10月05日 22時33分50秒 | 介護

 牛窓は岡山よりも気温が低いのですが、天気予報を見てまださほど寒くはないと思い薄手の長袖を1枚しか持ってきませんでした。

お布団も多少持って来た方がいいかと思い、ベッドカバーにもなるもの等を持って来てはいましたが、それらすべて総動員しても寒く感じた朝でした。

もう少し寝たいのに目が覚めたのは5時過ぎ。

(寝たのは0時過ぎ)

なかなか寝だめは出来そうにありません。

 

 

 1時間後、お散歩に出かけました。

  

やはり坂になっているので膝に堪え、ゆっくり昇りました。

 

約1ヵ月間来なかったうちに、日の出の太陽の位置が随分南になった気がします。

こんな形で、再びこうして牛窓で朝を迎えることが出来るとは思っていませんでした。

やはり24時間介護はしんどいです。

問題が母だけのことではないので・・・。

 

 

こちらは北の方面

 

獅子ゆず

やっと少し秋めいた中を

 

ぷらぷら歩きました。

夜明け時間が遅くなりましたので、なかなか皆さん、出て来られなくなったようです。

ベンチにはもう霜が降りていませんでした。

 

 

小豆島の上に厚い雲が横たわっていました。

 

屋島も雲に覆われていました。

 

 

最初にいらしたのは元ペンションのオーナーさん。

いつもお元気です。

「今朝は冷え込んだから明石大橋がよく見えるよ」

ひとしきりおしゃべりしているところへノアが猛ダッシュでやってきました。

牛窓の犬も、タヌキまでもが落ちたオリーブを食べるので毛並みがつやつやだとお聞きして笑えました

この雲が段々と昇っていき、晴れてくるそうです。

明石大橋と瀬戸大橋です。

わぁ、本当に見える

明石大橋は初めて見た気がします。

 

こちらの街は岡山でもどこの街かは不明。

 

ここからも瀬戸大橋が見えます。

1時間位オリーブ園で皆さんとおしゃべりし(ロクも来ました)帰りました。

7時20分頃

まだ厚い雲に覆われたまま。

 

9時

 

そして、14時頃

週末なのでヨットがたくさん出ていました。

 

 

 

30分後の14時半頃

 

 

今日の果物

午後になって作りました。

 

そして、16時。

潮が引いて、干潮に向かっています。

いつも海が見えますが見飽きません。

窓を開けているとちょっと寒いかなという感じでした。

一日だらだらと過ごしました。

映画を観たり、本もそんなには読めないのに何冊か持って来ています。

 

 

 

 15時半、病院へ電話をしました。

母は相変わらず食べていないようです。

朝はゼロ。

お昼は言語聴覚士さんが来て下さって食べさせて下さったようですが、一口

担当の看護師さん曰く、最初に見た母の姿が寝た状態だったので「この方は寝た切りの方なんだなあと思っていたら違うんですね」と言われました。

リハの方が起こして下さってベッドサイドに座らせて下さったようです。

最終排便について聞かれました。

往診の時に3日の朝の浣腸と摘便で出して下さったのが最終です。

その後あまり食べていません

介護ノートはドクターが持っておられて「こちらで読ませて頂きます」と最初の面談の時に言われました。

どこの病院でも念の為持って行くのですが看護師さんに「これは要りません」と言われますのでびっくりしました。

 昨年のブログを読むとドクターがもう最期が近いので「少しでもこのお画やかな時間が長く続くように」と言われたことを書いていました。

又、母は「99歳の壁がなかなか越せない」ということを廻りの人を見ていて感じていたようで、そのことを話していました。

あれから1年。

今、立ちはだかる99歳の壁。

「絶対にボケたくない」

「絶対に施設には行きたくない。最後まで家に居たい」

この2つはずーっと言い続けて来ましたので願いが叶いそうですが、99歳の壁を乗り越えるのは以前から諦めて強く願っていないような・・・

「カウントダウンをして、100歳になったら又、1から始めるよ~」と言って励ましてはいますが、長く生きることが母にとっていいことかと聞かれると、母の顔を見ながら「さぞ辛いだろうな」と思うこともしばしば。

 今朝も元ペンションのオーナーさんがお話して下さいました。

お母様が最後の2年間を施設で過ごされたそうですが、1年経った頃に「こうして生きてさえいればお金も貯まって行くだろうから、終わったら(そう言われたそうです)3人で分けなさい」

「親ってこんなにしてまで子供の為に生きるんだと思って親の愛情を感じたのよ」と言われていました。

このお話は以前にもお聞きしていましたが、今日はもう少し詳しくお話して下さり、面会に行った日に「ありがとう」と言われてその次の日から昏睡状態。

2月から3か月間続いて5月に、「次の日に兄弟3人集まって今後のことを決めようと話していたら、亡くなったのよ。わかっていたのかしらねぇ」

最後の「ありがとう」の言葉が忘れられない。だから、どんな形でも自分が納得いくようにね。最期までがんばってもいい。途中で出来なくなってもいい。とにかく納得した道を選ぶようにね。そうしたら後悔は残らず、最期まで介護したということはこれからを生きる力になるから」

 体操を教えて下さったり、食生活、旅、お話はいつも多岐に渡ります。

今日はまさか私がいるとは思われていなくて本当にびっくりされていました。

「私ねぇ、こんなに普通はおしゃべりしないのよ。人を選ぶし、大抵おしゃべりする相手は男性が多いね」

(あら、私、女らしいのに・・・と心の声

今日はノアちゃんのところは奥さんのお母様がいらしていました。

ろくちゃんのところは初めてご主人にお会いしました。

元オーナーさんのお話によると奥さんがろくが引っ張るから転んだとか

奥さんが「今日のお洋服、素敵」と褒めて下さいました~。

(ワコールの淡いグレーの長袖Tシャツとスパッツの上から木綿のボタニカルのワンポイント刺繍のある生成りのノースリーブのワンピースを着ていました。)

長い間会わなくてもご近所さんともすっかり顔なじみになりました。

これから冬にかけて雲海が見えたり、景色が素晴らしいそうなので楽しみです。

又、来る機会があるでしょうと思います。

「人生、長いんだから、来れる時に気晴らしに来たらいいよ」と元オーナーさん

 

 

 

 

 今日はRちゃんが来てくれたようですが、私の車がないので「2人共どこへ行った」とびっくりしたようです。

それはそうですよね

彼女の第一声はいつも「お母さん、今、どこ

 

 

 

 

 

・°*100歳までのカウントダウン

母100歳まであと219・°*

 

 

 

 

 

★致知一日一言 【今日の言葉】2024.10.5

 

小さい勇気をこそ

 

人生の大嵐がやってきたとき
それがへっちゃらで乗りこえられるような
大きい勇気もほしいにはほしいが
わたしは
小さい勇気こそほしい
わたしの大切な仕事をあとまわしにさせ
忘れさせようとする小さい悪魔が
テレビのスリルドラマや漫画に化けて
わたしを誘惑するとき
すぐそれをやっつけられるくらいの
小さい勇気でいいから
わたしは それがほしい
もう五分くらいねていたっていいじゃないか、
けさは寒いんだよと
あたたかい寝床の中にひそみこんで
わたしにささやきかける小さい悪魔を
すぐにやっつけてしまえるくらいの
小さい勇気こそほしい
━━━━━━━━━━━━━━
東井義雄(教育者)
○月刊『致知』2024年11月号
特集「命をみつめて生きる」【最新号】より
━━━━━━━━━━━━━━

●四方を山に囲まれた
兵庫県但馬地方の一教師でありながら、
その名を全国に知られる教育者・東井義雄氏。
その人柄や教えを、
教え子であり、東井氏を顕彰する
白もくれんの会会長である
衣川清喜氏にお話しいただきました。


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2 コメント

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Unknown (翔真)
2024-10-06 00:41:28
在宅介護をしている者に対して、我が町でも月8千円ですが支給されています。
岡山市は知りませんが一度聞いてみると
いいかもね。
●日々、毎日24時間も介護するのは
本当に大変なことです。
あまり無理しないで下さいね。
宜しくお願いします。
返信する
翔真 さんへ (ピエリナ)
2024-10-06 13:16:47
>翔真 さんへ
>在宅介護をしている者に対して、我が町でも月8千円ですが支給されています。... への返信

こんにちは、翔真さん(^^)/

牛窓に来ますと四国が良く見えますので、四国に住んでおられる方々に想いを馳せることが多くなります。

岡山市は聞いたことがないですが、徳島や高知は手厚いようですね。
高知は子供の医療費も無料ですよね。
でも、一応お尋ねしてみます。
今、おむつのみならず紙類がすごい勢いでなくなtっています。
口腔ケア用にスポンジも使いますが、ヘルパーさんがティッシュ(歯みがきティッシュも含めて)やペーパータオルを少し使っては捨てられるので一箱が数日ももたないです。

翔真さんもおひとりで24時間ですよね?
でも、デイに行かれていますか。

いずれにしましても、在宅そのものが大変です。
あの小笠原先生とそのチームのような存在があればもっと楽でしょう。
それに近づけたはずなのですが・・・
問題はやはりケアマネさんかなぁ。。。

今、前のケアマネさんが心配してご連絡を下さっていますのでお聞きしてみようと思います。

翔真さんもどうか御身お大事になさって下さいね。
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