アトケロ戦闘記~皮膚筋炎やらなんやら~

見た目は元気、中身は・・・。
毎日、のんびり、戦います。

国盗り物語

2020-08-08 | 読書
今朝は血圧が低いのか、だるくて仕方がなかった。
こういう日もたまにあります。
というわけで、今日はのんびり、1日中、本を読んでました。
久しぶりの長編歴史小説。

国盗り物語 1 斎藤道三 前 (新潮文庫 新潮文庫) [ 司馬 遼太郎 ]

大河ドラマは見ていませんが、ドラマの影響で斎藤道三に興味を持ったというのはある。
ドラマで道三を演じていたモッくんは強烈でしたからねぇ。
ドラマは見ていないんですが予告とか見る機会はあって、興味を持ったのはそれキッカケです。
斎藤道三と言えば、織田信長の奥さんの濃姫のお父さん、というくらいの認識しかなかった。

あと、戦国時代よりも前の時代(鎌倉~室町の間くらい)にずっと前から興味があって、ホントは太平記を読みたかったのだけど本屋になかったので、時代的に近いのでこれを選んだというのもあります。
(買うとき、「峠」にしようか迷った。で、その後ネットで「私本太平記」を中古で買ったんですが。)

斎藤道三は油売りから美濃の大名になったという人ですが、タイトルが国盗り物語とあるように、どのように一国の大名となって行ったか、という過程が描かれています。
今日は油屋になるところから美濃の国の守護大名の家老の家老の養子になるところまでとなる前篇を読みました。
もともとは寺院で学んで育ったんですが、武士になったり、商人になったり、武士になったり。
この間、主人公は名前を7つも替えるんですねえ。
でもまだ斎藤道三ではありません。

名は体を表すとか、あと「千と千尋の神隠し」でもあったようになくてはならないものですが、この主人公は見る見るうちに面白いようにコロコロと名前を変えていきます。
名前を変えるということは人生を変えるということ。
それも、何かに流されて、ということではなく、一国一城の主となるという確固たる意志に基づいて、進んでいきます。

それは「悪だくみ」ともとれるものではありますが、なぜかすがすがしい。
明らかに自分の欲の為なのですが、いやしさを感じない。

人とはそういうものである、ということを言われているような気もしました。
無欲が善であるということではないのかも、と思いました。

あと、道三が法華宗の寺院の出であるというところも背景にはあって、それも面白いなと思いました。
浄土宗との対比とか。

後半も楽しみです。
これは明日のお楽しみ。
明日も暑そうなので、部屋にこもって読書します。
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