アトケロ戦闘記~皮膚筋炎やらなんやら~

見た目は元気、中身は・・・。
毎日、のんびり、戦います。

予想外(勘違い)

2020-08-11 | 読書
暑いしコロナもあるし外に出る気がしないので、今日もおうちで読書です。

先日読み始めた国盗り物語。
2巻まで読み終わったのですが…3巻へ続いてるやんけー!!

4巻まであるのは知ってたけど、1・2巻が斎藤道三で3・4巻が織田信長なんで、途中で切れてると思ってた。
なので前半だけ読もうと思ってた。
私の勘違いですが。

斎藤道三が濃姫を嫁にやる手前位で2巻は終了しました。
2巻までしか買わなかったので、いったん終了。(続きが気になる。)

そして、昨日、ネットで買って届いた「私本太平記」を読み始めました。
文書が難しくてなかなか読み進められない。(-_-;)
聞きなれない言葉もいっぱい。
時代もかなり前に飛んだので、わかりずらいのは、時代背景のせいもあるのでしょうか。
こちらは8巻あります。
休み中に読めるかなあ。
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国盗り物語

2020-08-08 | 読書
今朝は血圧が低いのか、だるくて仕方がなかった。
こういう日もたまにあります。
というわけで、今日はのんびり、1日中、本を読んでました。
久しぶりの長編歴史小説。

国盗り物語 1 斎藤道三 前 (新潮文庫 新潮文庫) [ 司馬 遼太郎 ]

大河ドラマは見ていませんが、ドラマの影響で斎藤道三に興味を持ったというのはある。
ドラマで道三を演じていたモッくんは強烈でしたからねぇ。
ドラマは見ていないんですが予告とか見る機会はあって、興味を持ったのはそれキッカケです。
斎藤道三と言えば、織田信長の奥さんの濃姫のお父さん、というくらいの認識しかなかった。

あと、戦国時代よりも前の時代(鎌倉~室町の間くらい)にずっと前から興味があって、ホントは太平記を読みたかったのだけど本屋になかったので、時代的に近いのでこれを選んだというのもあります。
(買うとき、「峠」にしようか迷った。で、その後ネットで「私本太平記」を中古で買ったんですが。)

斎藤道三は油売りから美濃の大名になったという人ですが、タイトルが国盗り物語とあるように、どのように一国の大名となって行ったか、という過程が描かれています。
今日は油屋になるところから美濃の国の守護大名の家老の家老の養子になるところまでとなる前篇を読みました。
もともとは寺院で学んで育ったんですが、武士になったり、商人になったり、武士になったり。
この間、主人公は名前を7つも替えるんですねえ。
でもまだ斎藤道三ではありません。

名は体を表すとか、あと「千と千尋の神隠し」でもあったようになくてはならないものですが、この主人公は見る見るうちに面白いようにコロコロと名前を変えていきます。
名前を変えるということは人生を変えるということ。
それも、何かに流されて、ということではなく、一国一城の主となるという確固たる意志に基づいて、進んでいきます。

それは「悪だくみ」ともとれるものではありますが、なぜかすがすがしい。
明らかに自分の欲の為なのですが、いやしさを感じない。

人とはそういうものである、ということを言われているような気もしました。
無欲が善であるということではないのかも、と思いました。

あと、道三が法華宗の寺院の出であるというところも背景にはあって、それも面白いなと思いました。
浄土宗との対比とか。

後半も楽しみです。
これは明日のお楽しみ。
明日も暑そうなので、部屋にこもって読書します。
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チョイス

2020-01-19 | 読書
今日は眼科に行ってきました。
近くの眼科は日曜日も診察OKなのです。
ステロイドの副作用が心配なので、真面目に3か月1回程度の割合で定期検診に通っております。

今日はいつも通り、眼圧の検査と視力検査と診察でした。
視力も前回とほぼ同じ。
診察結果も問題ありませんでしたー。
次回はまた3か月後。

で、問題があったのが、待ち時間に読もうと思って持って行った本。
やなせたかしさんの「明日をひらく言葉」という文庫本を持って行ったのですが、ページをめくるたびに、じーんとする内容のことが書いてあって、思わずウルルン。
(´;ω;`)ウゥゥ
ウルッと来るたびに、本を閉じ、治まるとまた本を開く。
というような感じで読み続けていたのですが、ついにウルルンを越えて涙がこぼれそうな勢いに。
たまらずハンカチを取り出して拭く羽目になったのでした。
これは人前では読めん、と判断し、読書終了。
仕方がないのでスマホと病院のテレビを見て待ち時間を過ごしました。(-_-;)
待ち時間に持ってくるのに本のチョイスを間違えました。

それにしても。
この本には本当に刺さる言葉がいっぱい書いてあって、特に今日の私にはピッタリな言葉ばかりで、それはそれでこの本を手にしたのは良いチョイスではありました。
背中を押されたし、勇気をもらった。
明日はがんばる。
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パリでメシを食う。

2019-06-16 | 読書
私はイタリアが好きで、ほんの2ヶ月ほどNHK のイタリア語講座を見ていたこともある。
イタリアンも好きだし、ローマの話も好きだ。
一応ローマにも行った。
一方、フランスには全く興味がなかった。
行きたいと思ったこともなかった。
ところが、ある時急にパリに行ってみたくなった。
大きな理由はないのだけれど、なぜかムクムクと行きたいと思うようになったのだ。
それからまもなく透析生活に入ったので、おそらくこの思いは叶えることは難しそうだけど、その分、パリとかフランスとかいうワードには以前より敏感になったように思う。

そんなわけで、図書室の本棚から思わず手にしたのが、

「パリでメシを食う。」

うっかり、パリでのグルメ話かと思った。
実際は、タイトル通り、パリに暮らし、パリで生計を立てる人々のお話。

いろいろな仕事でパリで食っている人たちの出現に知らず知らず引き込まれました。
パリでなんらかの仕事を得て暮らしている人はそりゃあさぞかしすごい人たちばかりなのだろう、と気負って読んでみたらたしかにひとりひとりにいろいろなストーリーはあるものの、それほど突拍子もないものではないということ。
すごい人たち、というよりは、パリであろうとなかろうと、みんなちゃんと生きているってこと。
そう思ったら、特別な何かをしていても、していなくても、生きているということは食っているということは、それだけでオッケーな気がしてきました。
何かにしばられることはないんだな。

今の私にはエールでした。
実は検査の結果、とある疑いがかかっていて、軽く動揺しています。
明日の診察の予定。
やっぱり何かは起きるのです。
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夏草の賦

2019-06-16 | 読書
入院中、何をするのがいいか、というと、本を読むのが一番お金がかからない。
テレビを見るのもテレビカードがいるし。
で、今回は、病院にある図書室で本を借りることにしました。
テレビも見るし、スマホでゲームもしますがね。

昨日読んだのは、
司馬遼太郎「夏草の賦」
土佐の武将、長曽我部元親のお話です。

私は「竜馬がゆく」がすきで、竜馬を生み出した土佐という国にも興味があり、土佐という国の礎を築いた元親という人物にも興味がありました。
でも、この小説は知らなかった。
知らなかったものと出会えるっていうのも本のいいところかなと思います。

さて、小説は美濃から土佐の元親のもとへ菜々というお姫様がお嫁に行くところから始まります。
時代は信長が天下をとろうとしている最中。
そして、元親も土佐から天下を目指しています。

しかし、土佐という地理的位置も、時代も、元親には味方しません。
結局、元親は秀吉の配下に下ることになり、それがために跡継ぎである息子を戦死させてしまうのです。

その後、長曽我部家は消滅してしまうのですが、元親が築いた土佐という国が、後の竜馬を生む土壌そのものであったと考えると歴史の面白味を感じます。

また、どれほど能力や才能があっても、必ずしも成功するとはいえないということをつきつけられる話でもあります。
元親は武将としては類いまれなる人物だったと思いますが、その夢を叶えることはできませんでした。

現代において、

自分の人生はなぜこんなことになってしまったのか?

と思う人も少なからずいるのではないかと思うのですが、それは、誰かの、何かのせいなのではなく、自分自身のせいなのだと思う。
生まれた場所が悪かった、生まれた時代が悪かった。
それは事実だとしても、自分の人生を動かしているのは自分自身なのだから、何のせいにもできないはずなのです。

ということを、私自身にもつきつけられた今回の読書でありました。

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