アジア批評。

アジアのエンタテイメント全般(映画・音楽等)の紹介とツッコミ。

忘れるな!

2005-07-12 03:08:26 | くれい(その他)
『江湖』こと『ベルベット・レイン』(2004)の売り文句で
どうも、ひっかかることがある。

“『いますぐ抱きしめたい』(1988)以来となる、
15年ぶりのアンディ・ラウ、ジャッキー・チュン競演作”
になっていることだ。

となると、傑作『超級學校霸王』(1993)の存在は!?

じつは『インファナル・アフェア』(2002)のときも、『反斗馬騮』(1993)の存在を無視して、
“『蒼き狼たち』(1991)以来(つーか、11年ぶりの)アンディ、トニーの競演作”になっていた。
というか、あのときは送り手である“こちら側の人間”にも問題があった。
だが、いくら反論しようが、「11年ぶりだから」と直接、鷲鼻からあの目で言われてしまったのだ。
で、そのときは、とりあえず『反斗馬騮』の存在を消したりもしてみた。

でも、今回は『超級學校霸王』なんだよー。

とはいえ、『反斗馬騮』『超級學校霸王』は日本未公開作なので、
映画会社サイドから言えば、ある意味どうでもいい話。
さらに、日活サイドはウォン・ジンポー(チンポーはヤバいので、統一表記)を
第二のウォン・カーウァイに仕立て、作品を売るのがベストだから、
『いますぐ抱きしめたい』のタイトルを挙げるのは、
決して間違いな売り方じゃない。

問題はそれをマジで信じこんで、誇らしげなプロもどきがいるってことだよ!
ひでーよ。

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