石の舞台古墳です。
飛鳥に行ったら絶対に見たい古墳です。
蘇我馬子の墳墓だと言われています。
今から1350年くらい前、莫大な時間と莫
大な人力とを掛けて作られたものです。
当時飛鳥で絶大な権力を握っていた蘇我
馬子(推古34年・626年没) の面目躍如
たるものがあります。
組み方の見事さや、玄室の広さや羨道部の
美しさは、まさに石の芸術です。
(参考資料から)
この立派な石室、実は作られ当時は土に
埋められていて見えず、古墳の姿をしてい
たのだそうです。それが、権力を争う時代の
歴史の中で、土が掘りかえされ、墓が荒らさ
れ、現代のような姿になったのだと聞きまし
た。たとえそうであったとしても、この石の舞
台だけで十二分に蘇我馬子の権力の大きさ
が感じられます。
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日本のことを、日本人のことを、もっとよく知りた
いと思う若者たちに、是非訪れて欲しい場所です。
本の知識だけでは解らない飛鳥の人々の息づか
いが、身近に感じられるようです。