陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

私の渦巻き装飾

2009年07月24日 | 作品紹介

 

 作品の焼成実験をしました。

 私の渦巻き模様です。 縄文から何千年もの時を隔てて、

 現代に生きる私の渦巻き模様です。 

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  本当は、ブロンズ色なのですが、写真では色が出ていません。

  それにしても、 渦巻き模様は古代人が好んで使った記号です。

  そして、子供が最初に描く悪戯画きの模様です。

 

  どうやら、

  人間の体のどこかに渦巻き模様の遺伝子が組み込まれているみたい・・・・。


装飾模様

2009年07月21日 | インポート

 

 製作した作品のボデイをどう装飾したものか・・・、考えがなかなかまとまらない。

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陶芸の歴史は、その表面をいかに美しく装うかの歴史でもあった。青磁や白磁はその最たるもので、さまざまな素材を使った釉薬の製法が、試みられてきた。

一方、象嵌や掻き落としというやりかたで表面に凹凸を作る装飾方法も多彩に試みられた。

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今回、渦巻きをメインイに、それを唐草紋風につなげた模様を彫ってみた。

それがなんと縄文土器の装飾とそっくりではないか。   

写真は、いずれも山梨県で発掘された縄文土器の装飾の一部分である。縄文人は、一体何を考え何を伝えようとして、土器にこんは模様を描いたのだろうか?

土器に描かれた複雑な装飾模様から、遥か7000年も昔の古代人のメッセージが聞こえてくる・・・。

 


蓮華升痲・レンゲショウマ

2009年07月14日 | 野草

  

 しばらく前まではウグイスやホトトギスが鳴いていた谷津山で、蝉が鳴きはじめました。

いよいよ「夏」です。今年は、「選挙」の暑い夏になりそうです。

 

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写真はレンゲショウマです。

花弁の一つ一つが蓮華のようになっていて、

ショウマのなかでも「最も美しい」と言われる花です。

今年は、たくさんの花をつけました。

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 * 夏を迎えて、アトリエでも暑い戦いが始まっています。


撫子

2009年07月11日 | インポート

 しばらく家を留守にしていたら、雑草が伸び放題。特にひどいのが「やぶがらし」と「おおばこ」、それに厄介なのが「ゼニゴケ」。これらを駆除するのは困難に等しい。

 

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 雑草に混じって大きな山百合、ノカンゾウが咲いていた。

撫子はよく見かける可愛い花だが、雑草に負けない強さがある。


檜扇・ひおうぎ

2009年07月03日 | 野草

 

 ホトトギスの緑の葉の中から、鮮やかなヒオウギの花が顔をだしました。

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 この花の色は、焼き物で言ういわゆる「緋色」です。だから、花の名前も緋扇でもよさそうなのに、なぜか「檜扇」」なのです。焼き物でこの「緋色」をだすにはなかなか難しく、特別の土を使って特別の焼き方をします。

 神様の造った自然の色が、いかに神秘に満ちたものか、判りますネ。

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七月の風景

2009年07月01日 | 野草

 

 雨の季節が続いています。

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ひょひょろっと伸びた茎の先にみずみずしい桔梗の花が咲き始めました。

白い桔梗は清楚な感じが良いですね。

水槽のめだかもこの季節は元気です。

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工房では、

8月の名古屋の展覧会に向けて、

新しい作品の製作に挑戦中。

「あっ」と驚くような新しい世界を展開したいな、

と思っているのだけれど・・・・。

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