陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

深い地下の科学研究について

2010年03月30日 | 日記・エッセイ・コラム

 

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   ここは、岐阜県瑞浪市にある地層の研究所です。

 地下1000メートルの竪穴を掘って、その地層の動き・働き

 を科学的に調査する研究を、平成8年から行っています。

  

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 ここが、地下300メートルの横抗。 断層や花崗岩の岩盤から

 流れる水の浸透の具合や、地層の調査をしています。

 

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   写真は、地下300メートルのボーリング横抗。岩盤が美術

   作品のように美しい模様を描いています。

   原子力発電が必要であることは判っていても、それを手放し

  で肯定できないのは、高レベル放射性廃棄物の処理の方法が、

  なかなか確立できないことです。はたして、地層深く埋蔵した高

  レベル放射能廃棄物が、1000年後・10000年後に人類の負の

  遺産にならないか、そんな疑問がずっと解けませんでした。

  見学したのは、その課題に対応した、深地層の科学的な

  調査研究を進めている機関です。

  「放射能の半減期に応じた多重バリアによる地層処理」、に

  ついて難解な科学のお話を専門家から伺いました。

  そして、その実証研究の現場の進捗状況も見学しました。

  研究は随分と進んでいましたが、まだ実践にまでは至って

  いません。

       *          *          *     

  今、低炭素時代の新たな戦力としての位置づけで、世界中に

  たくさんの原子力発電所が計画され、商品として世界中に売り

  出されようとしています。それを実現させるためには、先ず、核

  燃料のリサイクル技術と核廃棄物の処理のノウハウとをセット

   にて欲しい、と私は思うのです。それが人類の叡智であり、日

   本の最先端科学技術に課せられた義務のように思うのです。

  

    

    


遥 洋子講演会

2010年03月14日 | 日記・エッセイ・コラム

 

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 「東大で上野千鶴子にケンカを学ぶ」は、痛快にジェンダーを

 論じた本でした。その著者・遥洋子氏の講演を聞きました。

 百戦錬磨の人生哲学に、東大での理論武装が加わって小

 気味の良い切れ味の、とても楽しい講演でした。

   *        *        *

   昨今は、若者にとっても、年寄りにとても、男にとっても、

  女にとっても、決して住みやすい時代ではありません。

  「どう生きたらよいのだろう・・・」と、迷うことばかりです。

  でも、 自分で納得のいくように生きてみよう、と思う人に、

  「頑張れ」の後押しをしてくれるような講演でした。

 

    *               *          *

  花はレンギョウ。花々が一斉に開花し、撮りきれないほど・・・。

  


セントウソウ

2010年03月10日 | 野草

 

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 花弁直径1~2ミリの花を束ねたような小さな雑草ですが、

 春が来ると先頭に立って「春だよ!」と叫んでいるようで、

 この名前が気にいっています。

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     セミナー・カフェ「大人の冒険」縄文編

 好評の内に終了しました。ご協力ありがとうございました。


セミナーカフェ・オープン

2010年03月01日 | 日記・エッセイ・コラム

 

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 3月になりました。もうすぐ春です。

 以前書いたコミュニテイ・カフェが始まります。

 まだ試験的な試みですが、時代の要請に似合った、文字どうりの

 楽しいカフェになるといいなと思っています。

 ちなみに私はここで「大人の冒険」縄文編という講座を担当します。

 日本人のルーツを探りながら、縄文人の創りだした素晴らしい

 縄文土器の「美」に迫りたいと思います。

 行き着くところは、野焼きによる縄文土器の再現です。

 興味のある方・ぜひご参加ください。

 詳細は、このHPのTOPページの「セミナーカフェ」をクリック、

 そこからお申し込みください。待ってま~す。