陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

古代の美(1)奈良

2012年02月12日 | 美術館めぐり

 

Img_4952

 この冬、京都・奈良・飛鳥と日本の歴史の舞台を

旅する機会に恵まれました。 その文化を、私たち

の先祖が積み上げてきた物づくりの形で捕らえて

みたいと思います。

 奈良の都平城京の軒丸瓦。平城京は、710年に鳥の

藤原京から移されました。その屋根の先端の瓦です。

Img_4949_3

 素朴ですが可愛い模様がいろいろあり、現代的な

 美意識を感じます。最初の型は、粘土で作ります。

Img_4951_2

 組み合わせのカーブの美しさに注目です。

 

Img_4963_2

 奈良春日大社では、一年に一度、節分の日に

灯篭に明かりをともすのだそうです。午後6時、

広い境内にあるすべての灯篭に蝋燭がともされ

ました。

Img_4962

 燈篭につけられた銅版?の模様が、蝋燭の明かりに

照らし出されます。いろいろな祈りを込めてこれを奉

した昔の人の想いが、今に蘇ります。

どれもこれも、美しい細工です。

Img_4961

Img_4958_4