陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

野萱草(ノカンゾー)が咲いたよ

2016年08月26日 | 野草

 日中はまだまだ暑い日が続いていますが、朝夕の風はもう秋ですネ。

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この夏はあまりに暑いので、野草が枯れていまわないようにと毎日せっせと水やりをしました。

それだけのことなのですが、今年は、いつもより庭の草花たちが元気にみえます。

 

 

野萱草(ノカンゾー)の花が咲きました。この地の土着のノカンゾーです。

たくさんの水を飲んで、ぐんぐん背を伸ばしました。

 

 

                                          野萱草      それは今年の    流行り色   


きいろい蝶々・黄蝶

2016年08月18日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数日の雨で、木も、草も、花も、虫も、急に元気になったみたいです!!

 

 

裏木戸を開けると、長く垂れ下がった萩の枝先の辺りを

黄色い蝶が、ひらり ひらり ひらり ひらり

上に 下に 前に 後ろに 数頭で舞っています。 

あまりに可憐な舞姿に、思わず見とれてしまいました。

 

 

萩は黄蝶の食草です。

葉っぱを食べて育った幼虫が、気温と湿度と 秋の気配に、一斉に羽化したのでしょうか。

そういえば、夜になると秋の虫 たちも鳴きはじめました。

ひらりひらり   黄蝶舞いおり   秋の庭


夏休みおすすめメニューin SHIZUOKA

2016年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム

  夏もたけなわ、子供たちにとっては最高にうれしい季節です!!

さあ、ドキドキするような楽しい体験をたくさんしましょう!    大人も一緒にネ !

 

その1 

                                                               復元された登呂遺跡集落跡

静岡市にある登呂遺跡は、昭和18年に発見された弥生時代の稲作農耕集落遺跡です。

数回にわたる発掘調査で発見された住居跡5棟、掘立柱建物跡4棟、稲作用の水田跡などが復元されていて、弥生時代後期の集落の景観や暮らしを学べます。登呂から発掘された土器や矢じり等、暮らしの道具を展示した博物館もあり、いろいろなワークショップが用意されていて、小学生が遊びながら歴史を学ぶのにはぴったりの場所です。

 

                                                        

粘板岩の矢じりの格好をした岩石を、砂岩の研ぎ石で研いで 「矢じり」に仕上げます。

 

 

           思い切り真剣に研いでとがらせて、「さあ、鹿でも猪でもしとめるぞ!」

 

 

掘立建物倉庫跡での小一時間の作業。田園から夏の涼しい風が吹いてきます。

 

お土産は自分で作った矢じりのペンダント。材料費は100円です。

その2

場所は、ふじの国地球環境史ミュージアム

 

  今年3月開館したばかりの静岡県立自然系博物館です。30万点を超える化石や動植物の標本を基に、その道の専門家が、地球の自然や歴史、自然と環境等について共に考えようという新しいタイプの博物館です。

 

ここにも、夏休みの子供向けのたくさんのメニューが用意されていました。 

これは「骨の仕組み」を考えるワークショップ

 

 

机の上には,何やら気味の悪い人骨がバラバラに・・・。 

先生のお話を聞きながらこのバラバラの骨を組みてて人体に仕立てます。

 

 

自分の体を触って骨を確かめたり、

逆さにしたり合わせたりしながら組み立てていきますが・・・

 

 

それが なかなか難しい!  ついつい大人も手を出すのですがそれでも難しい!

 

 

普段はあまり考えない「人の骨」。

でも、こうして組み立ててみるとその仕組みの複雑さ巧妙さに改めて驚かされます。

実物大の骨と格闘する!!  子供にも大人にも楽しいひとときでした。

以上2件は、帰省した小学生のチビちゃんたちと楽しんだ博物館体験です。

お宅の夏休みメニューのご参考までに。


酷暑の中、蓮華ショウマが咲いたよ

2016年08月14日 | 野草

しばらくぶりのブログです。あっという間に8月も半ばです。

毎日が35度を超える厳しい暑さの中、秋の展覧会に向けてオブジェの制作に追われていました。

そのオブジェも一段落、昨夜遅く雨が降って、今日はコーヒーのおいしい朝をむかえました。

 

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:

蓮華ショウマです。この酷暑の中、数日前から花を咲かせています。

 

 蓮華というのは言うまでもなくハスの花のことで、ショウマの枝葉の先にハスを下向けにしたような花をつけるところから、「蓮華ショウマ」 の名がつけられました。

 

 

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いろいろなショウマの仲間の中でもこれは特別な気品を持つ花です。

なぜなら、蓮華(ハス)の花はヒンドゥー教のビシュヌ神とその妃ラクシゥミー(吉祥天)の象徴であり、仏教では泥の中に根を張りながら泥に染まらず、自らの清らかさを失わない菩薩の象徴でもあリ、また、暑熱の環境の中でも清らかさを失わないことの比喩的な意味もあるからです。 

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                                                                                                                                                                                                                            下の写真は、ハスの花をかたどった台座。仏像はこのような台座の上に座っていますよね。

なんだか蓮華ショウマの花を逆さにしたみたいに見えませんか?

 

    

             みほとけは 

                     れんげの上に

                               坐しにけり