陶芸工房 朝

アトリエ便りです。どうぞよろしく。

志賀高原~横手山山頂へ

2018年08月31日 | 旅の記録

 その後、風邪をこじらせて、しばらくペースダウンしてしまいました。

あっという間に「八月」もおしまい

夏のおわりに、この夏の思い出の写真を数枚ご紹介します。

 

横手山山頂からの風景

(左右にスライドしてみてください。雄大な北信州の風景です)

 

横手山登山リフト到着場付近

 

最後に、2307メートル・岩手山山頂記念です

 

2018年の夏よ   さよなら。

 


信州・渋温泉にて

2018年08月21日 | 旅の記録

  夏休み、久しぶりに信州旅行をしてきました。

 信州の鄙びた温泉に滞在して、信州に住む甥っ子に志賀高原から横手山界隈を案内してもらい、最後に善光寺とその近くにある姉のお墓参りをしてきたのです。

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 笑われそうですが、東京から長野までを「新幹線」でいくのは初めてでした。で、大宮の次が長野というスピードに驚き、長野駅から長野電鉄に乗り替える立派な地下道に驚き、長野から湯田中までの超特急電車の快適さに驚いたのでした。というのも、ひと時代前の私の記憶にある信州は、信越線で関東平野をえんえんと走り、軽井沢あたりの峠を超えて、さらにその先にある遠隔の地というイメージだったのです。

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  長野もすっかり都会化してしまったかと思ったのですが、湯田中駅からお迎えの車で北に15分ほど走ると、昔懐かしい木造建築の温泉場が見えてきました。横湯川沿いの道を折れて、車一台がやっと通れるほどの石畳の道を行くと、細長い温泉宿が両側に並んだ懐かしい温泉場の風景です。

 

 

    奥まった道の最後が本日の宿です。宿の露天風呂を浴びて、さて温泉場名物「厄除巡浴外湯めぐり」なるものをしてみようと出かけました。

 「巡浴祈願手拭い」と「浴場の共通鍵」とをもらっての湯巡りです。  共同の湯場 というのが9軒あって、一番湯(初湯)、二番湯(笹の湯)、三番湯(綿の湯)、四番湯(竹の湯)、五番湯(松の湯)、六番湯(目洗い湯)、七番湯(七操の湯)、八番湯(神明滝の湯)、九番湯(大湯)と、それぞれの泉質・効能が違うのだそうです。この「九つの外湯」は、共通鍵を持っている宿泊者と地元の人だけが、自由に使える仕組みになっています。(もちろん無料)

 

  

 間口二軒の長屋風 の建物、この入口の左側が女湯 、 右側が男湯です。どこの湯にも旗や暖簾がかかっていて、入口に仏像などが置いてありちょと異様な感じです。中に入るとすぐに脱衣所があり、奥に畳三畳ほどの浴槽があります。写真は第5の湯(松の湯) 

 

 

   こちらは4番湯の竹の湯です。 中の作りはいずれ同じようなものです。 外国人の女性が一人、もの珍し気に入って行きました。一見したところ、かなりおどろおどろし気にみえます。これを9箇所巡らないとご利益がないとのこと、かなりの好奇心が必要です。

  今でこそ、家に清潔な風呂があり、ひねれば熱いお湯が出るのが普通ですが、一時代昔の日本の暮らしを思えば、自然に湧き出る高温の温泉は最高のごち馳走だったのでしょう。ましてや、雪深い冬の信濃では、それががどれほどありがたかったか! 温泉湯治がどれほど老人の慰めになったか! 想像に難くありません。この温泉の開湯は1300年も前とのことですから、1300年もの間、地元の人たちがこの温泉場を守り育ててきたということです。それがこの「厄除巡浴祈願」の形になって残ったのでしょう。

 

 

 日が落ちる頃、近くのお寺からゴーンゴーンと鐘の音が聞こえてきました。

道端の提灯に灯がともり、地元主催の盆踊り会が始まります。宿泊客も浴衣に下駄ばきで、カランコロンと石畳を歩いて参加です。お店には地場のお酒やビールが並び、小さなお菓子屋では手づくりの温泉まんじゅうが並んでいます。子供たちが、将棋やカラオケやゲームを楽しんでいます。

 ふと、半世紀以上前の子供の頃に体験した田舎の夏祭りを思い出したのでした


みちのくの西瓜

2018年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

 

宅配で重さ20キロの段ボール箱が届いた。

20キロというのは、陶芸用の粘土1箱の重さで、私的には一人でやっと持てる重さである。

開けてみると、なんとまあ私の頭より大きな立派なスイカが2個!!

 

 

先ず、その見事な大きさに驚き、その色艶に驚き、この作品を作り上げた作者の力量に驚いた。

これは、もうどう見ても「作品」である。

 

 

私の作るオブジェも20キロ程の土を使うから、スイカ2個分の重量と大きさに匹敵する、

はたして雨の日風の日水をやり手をかけ愛おしまれたこのスイカに、勝てるか?

 

天と地と南無阿弥陀仏の西瓜かな

 

 


立秋・女郎花(オミナエシ)

2018年08月08日 | 日記・エッセイ・コラム

 たかくたかく空たかくオミナエシ

 

 

今年こそうまく花を咲かせようと、せっせと水やりをして育てたオミナエシです。

立秋の声に合わせたように咲き始めました。 

   背の高さおよそ2メートル 、それにしても、2メートルは高すぎると思いませんか?

 

  そういえば、最近のスポーツ選手はやたらに背が高くなっているように思います。 先日のワールドカップで日本と対戦したベルギーの選手たちしかり、ウインブルドンで錦織が対戦したジョコビッチもしかり、身長が190センチから200センチというスポーツ選手がざらになりました。北欧では太陽の光が少ないから、植物も (人間も) 上に上に伸びあがる・・これホントウでしょうか?   ふと、人間も思いをかなえるために今も進化を続けているのかも、等と思ったりしたのでした。

*

  では、なぜ我が家の植物たちが上に上に伸びたがるのか? それは周りの木々たちが高く、さらに木々を取り巻く周りの山の木々がもっと高いから、私ももっともっと高くならないと・・・・。

そんなのある? 

 

 


狂乱の夏ー2

2018年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム

連日の猛暑、その猛暑と競うような勢いで咲いている、百日紅(サルスベリ)です。

 

 

春に、思いっきり枝を切り落としたのがよかったのか、

もしかして この酷暑と相性がいいのか、ともあれ 例年になく華やいで見えるサルスベリです。

 

 

大きなスズメ蜂が、花の周りをブンブンと音を立てて飛びかっています。

この狂乱の夏を我がもの顔に謳歌する蜂と花の光景です。

 

咲き満ちて妖しきまでの百日紅   府川昭子

百日紅妻に来てゐし男客    野沢しの武

 

 


夏狂乱ー1

2018年08月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 カマキリ 独り狂乱の夏 謳歌せり

 

写真は庭のカマキリ。何とも大らかに夏を謳歌しているように見えませんか?

 

カマキリは、前脚が状に変化し、他の小動物を捕食する肉食性の昆虫である。

  名前の由来については、「鎌切」という表記があることからわかるように、「鎌で切る」から「鎌切り」となったという説と、「カマキリ」は、「鎌を持つキリギリス」の意味で、ヤブキリクサキリササキリなどのキリギリスの仲間の「キリ」と同じであるという説とがある 。(ウィキペキア)