野草（雑草）ばかり生い茂っている庭に、野菜を植えてみることにしました。
＊きっかけは単純で、お向いのおじさんから頂いた採れたてのスナックえんどうがあまりにおいしかったので、「私もやってみよう」と思ったのでした。
＊最初に植えた「かぼちゃ」の花が咲きました。なかなか立派な花です。このかぼちゃ，「打木赤皮甘栗かぼちゃ」とあり「小豆と従兄弟煮に」とレシピまでついていました。
＊きゅうり・トマト・なすも植えました。乞うご期待ですが、今までに元手がとれるほど収穫したこと一度もないのです。
展覧会をひかえて、大詰めの窯焚きをしています。窯は一昼夜をかけて１２５０度になるまで焚きます。
＊夜遅く、窯に火を入れて庭に出ると、闇の中にぼんやりと白いものが見えます。昨日まで固かったホタルブクロの蕾が、ふんわりと広がって、白い花を咲かせ始めていたのです。
われひとり 窯焚く夜に ほたるぶくろ白し
花の少ない緑の時期に、明るいオレンジ色の小さな花をたくさん付けた「マーマレードの木」という名前の植物です。
＊原産地はコロンビアからエクアドルで、２～３メートルの木になるのだそうですが、わが家のものは５０センチあまり。２年ほど前に頂いて、余り手入れもしませんでしたが、冬場をしのいで元気に育っています。なにげに「マーマレード」の雰囲気を漂わせて、可愛い花です。
大きくなるように今年は植え替えてみますね。
今朝は晴天。朝から夏日のような日差しが、みどりの木々に降り注いでいます。それなのに、どういうわけか、シジュウカラが昨日までのように鳴きません。
＊昨日は、朝から激しい雨でした。さすがの親鳥も姿を見せず、軒下の壷にも雨が流れ込んでいたに相違ありません。
＊「今朝はどうしたんだろうね？」 庭掃除をしていたお向いのおじさんと一緒に、例の壷を覗きこみました。
小さなシジュウカラが死んでいました。どうしてこんなことになったのか、私たちには判りません。
なきがらを葉っぱに包んで、檀の木の下に埋めました。この春ガラス戸に激突して死んだヒヨも、ここに埋めてあげたのでした。
小さき命 若葉の中 天翔けろ
朝５時頃から、爽やかな空気をツピーツピーという鳴き声が響きわたる。
ここのところずーと例の壷のあたりを飛び回っているシジュウカラたちに違いない。
起き出して、カメラを持って例の壷のあたりに近づき、庭にしゃがみこんでシジュウカラたちが来るのを待つ。
＊
５分もしないうちに、１羽が飛んできた。
＊
さーと壷の中に入っていく。
５秒もしないで、また壷の外に。
＊
＊ ＊ ＊
ここの所ずっと続いているシジュウカラの営み。ツッピーツッピー・チュッチュチュッチュと小鳥のカップルが壷の近くを行ったり来たりしているのに、のぞいてみても壷の中には何も見えず、音もしない。
どうなっているんだろう？ 壷の中に卵はあるの？
小鳥は孵るのかな？
庭にゴロゴロしている焼きそこないの大壷たち・・。
クーラーの横に見えるのもその一つ。
ここに足しげく訪れる小さな訪問者・・・、
それは、なんとかわいい一対のシジュウカラ。
中からは、時折ひなどりの物音が・・・・・。
この大きな壷が、
小さなシジュウカラの子育ての「巣」だったんです！
＊ ＊ ＊
早く出ておいで！
お外はきれいなみどりでいっぱいだよ！
