ここ一週間ほど雨が無い。 揚水機場からの水は地下ポンプを通って供給されているのだが、何しろ一斉である。 この広大な田んぼの水を満たすには、まだまだ時間が掛かりそうである。
何しろ田植えは、苗の生育や気候に関係なく、人間の休みの都合で行われる。 それに合わせての、本田作業なのである。
稲にとっては、もう少し遅いほうが気温的にもいいのだが、農外収入を当て込んで農業を何とか続けている現状である。 そうも言っていられないのである。
さて、いつもの年ならもう代掻き作業に入り始めているのだが、今年は今日あたりからやっと、砕土(水を入れて代掻き前に土を砕く)作業が始まった。
何とか田植え前の作業をゴールデンウィーク前に間に合わせなくてはならない。
水が欲しい!
と、思ったら今日は雨、やったー!
何とかなりそうである。
天の恵みである。
後、十日もすれば集落の周りの田んぼは満面の水を湛え、早苗が風に揺られながらキラキラ光るとゆう情緒ある風景が広がることだろう。