想うこと

2009-04-08 08:16:35 | 必殺百姓人生!

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春耕を待ちわびるかのように、乾いた田んぼが夕日に照らされている。



若者にとって農業は仕事として何の魅力もないようだ。 この不景気の世の中でも、『俺、百姓やって食っていくよ』 なんてゆう声は私の周りでは皆無である。

他の生産者農家も同様だと思うのだが、米に関しても全く先が見えない。

農家の長男はたまに手伝いはするものの、全く別の仕事を選び、田んぼなど見向きもしない現状である。

最も二足のわらじを履けるような生易しい職場がある訳がない。 彼らとしても仕方がない選択なのだろう。

国は集落営農を勧めて(進めて)、農地を集約すれば補助金を出しましょうと盛んに農協を通じて訴え掛けてきている。

しかしそのとりまとめをするリーダーがいない現実がそこにある。 現況、各農家は農業収入より高い賃金を得て、その収入で農業経営をなんとか回しているのだから、力が入らないのは当たり前である。

この先どうなるかは分からないが、自分でやれるうちはやっていこうと思う。

何れ、私の農業人生の終わりは必ず来るとは思うが、今出来ることを精一杯やるのみである。