ありゃりゃサンポ

近現代の建築と一日八千歩の散歩の忘備録。美味しいご飯と音楽と。
東京都全域を徒歩で塗り潰す計画進行中。

大東文化大学 東松山キャンパス

2019年04月14日 | キャンパス建築巡り

大東文化大学は生徒数の増加に対応するために1960年代から東松山の小高い山の中腹を切り拓いてキャンパスを置きました。
2010年から2014年にかけて行われた南側キャンパスがかなり未来的だということで見学して来ました。
アクセスは東武東上線高坂駅からスクールバスで7分ほど。平日の朝9時過ぎに駅に着いたのですが、駅の出口からバス停まで150mもの行列ができていました。
最初の写真が新5号館。巨大な高床式のビルで地上部分がバスターミナルになっています。

内部は光降り注ぐ広いロビー。

ビルの東端は横に吹き抜けた空間。キャンパス全体が県道によって南北に分断しているのですがここから伸びた歩道で繋がれています。

5号館の裏手の駐車場に大学のバスは10台ほど保有されていました。それにしてもこの部分は本当にかっこいい。ここも含めてすべて日本設計によるものです。

歩道は県道を越えて南キャンパスに入ると敷地に沿ってカーブします。敷地外は自然の山なので濃い緑を見ながら歩く感じ。

キャンパス全体写真。左側の5号館から県道を越えて4号館を突き抜けて2号館に入る。黄色い曲線で示した歩道が「ふらっとストリート」。ネーミングが残念。

4号館内部。

2号館の比較的小サイズの教室が並んでいるフロア。

2号館の向かいにある3号館は食堂があります。まあ、とにかく今回の新築部分はどこを見ても美しい。

2号館と3号館が向かい合っているところ。奥に「ふらっとストリート」も見えます。今ごろ気づきましたがFLATと掛けてるんですね。
実際のところ山の斜面にある敷地なのでキャンパス内の高低差が半端ない。地形に関係なくその中をフラットに行き来できるメインストリートは重要です。

10号館内部。どこかの新しい空港みたいです。

1980年代のキャンパス整備の際に作られたもう1本の県道を越える橋。オーバーブリッジ。北端の6号館まで約300mぶち抜いています。これはこれですごい。

キャンパス北側は中央が窪地になっていて底に東西250mの池があります。それを越えて北側の校舎群に向かうオーバーブリッジ。桜も満開で美しすぎ。

池から斜面を登ってトラス屋根で覆われた広場に。奥にさっきのブリッジが見えます。広場の前は斜面を生かした階段状にして屋外劇場風。

ぐるっと回って最初の5号館の裏に戻りました。反対側から見てもきれいですね。
日本設計が素晴らしいお仕事をしました。大東文化大学は板橋区のキャンパスも素敵です。そもそも大学建築って面白いって最初に思わせてくれたのが大東大だったのでした。
キャンパス巡りの記事もだいぶ増えていたので「建築見物」から独立させて新しいカテゴリを作りました。「キャンパス建築巡り」(2019.4.9)
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