『BLACK&WHITE~現代アート感覚で捉える NYが驚愕した墨の世界~』
講師:濱中応彦先生
3日目が開催されました。
それでは濱中先生、お願いします!
最終日、水墨画講座の集大成となる本日のテーマは『風景画を墨で表現する』です
濱中先生の参考作品です。マンハッタンの風景と雨の通りを描かれています。
まずは講義です。風景画を描く上でとても重要な「消失点」の見つけ方など、専門的にじっくり解説いただきました。
難しい内容でしたが生徒さんも理解しようと熱心に質問しておられました
説明に使った風景写真
次に実際にどうやって描いていくか、先生のデモンストレーションです。
消失点を見つけ、水平線を捉え、遠近感のある絵が巧みに表現されていきます。
あっという間に形が出来上がりました、、さすがの筆さばきです
それぞれ好きな風景写真を選び、制作スタートです
3日目とあって、皆さんの手つきもすっかり慣れてきたように感じます。
上手いです
水墨画の特色を活かした綺麗な表現ですね。
薄墨を使い、雰囲気のあるタッチで描かれています。
“にじみ”や“かすれ”なども使い分けることによって、味のある空間を作り上げていきます。
先生も順番に見ていきながらワンポイント指導を入れていきます。
制作が始まればあっという間で、短時間でしたが一人2~3点の作品ができあがりました
雨に濡れた地面がよく分かります
少ないタッチですが立体感がしっかり出た絵になっています
水面に映る橋が上手く表現されていますね
水墨画の印象として、タイトルにもあるBLACK&WHITEという言葉がありますが
墨の世界というのは実際には白と黒だけでは説明できない奥の深さを改めて感じました。
水墨画の世界を体験できただけではなく、
先生の指導には多くの発見と智恵があり、皆さん色々なものを得れたのではないでしょうか
初めての水墨画講習会で皆さんの素晴らしい作品を見れて、スタッフもとても刺激を受けました
そして濱中先生の水墨画講習会、アートサロン大阪にて再び開催が決定いたしました!
乞うご期待下さい
(まりも)