SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

パステル画 彼女の情景「Cafe-ひととき-」1日目

2017年03月01日 | 一日教室

本日は短期集中プログラムアートベースの開催日でした!

彼女の情景-魅了する・・物語る絵画- Season1

Cafe -ひととき-カフェの女性』

講師は大谷郁代先生です。

パステル画による絵画制作を専門に活動されている、洋画家の大谷先生による3日間の講習会です。

本日は1日目の様子をご紹介します


大谷先生、よろしくお願いします

 


今回は先生が描かれたこちらの作品を、先生と同じ制作手順を踏みながら描いていきます。

サイズはF15です。

 

1日目のテーマは

①下地加工済みの紙に木炭を使い、モチーフを描く

②グリザイユの要領で一度単色で画面を完成させる

【転写】

講師作品を印刷した紙の裏に木炭を塗り、パネルにマスキングテープで接着します。

赤ボールペンで本紙に転写していきます。


スポンジで裏に塗った木炭をのばします。

転写のポイントは、全ての線をなぞるというより、対象をドローイングするように、形を掴み、

立体を表現するのに必要な線のみ選んで描くようにすること。

筆圧にも注意しながら、紙をめくって確認しながら転写していきます。

 

【木炭で描く】

転写が完成すると、続いて木炭での描写です。

木炭のみの陰影での表現で画面を完成させます。

道具はガーゼ、サッピツ、スポンジブラシ、練りゴムなどを使います。


先生が自身で描かれた木炭画を見本に、描き方や道具の使い方を解説されています。

 

まずは太めの木炭で大まかに描いていきます。

幅広のスポンジを使い画面を撫でて木炭を刷り込みます。

木炭を乗せては刷り込む、という作業を繰り返してトーンを作っていきます

暗い部分はただ黒く塗るのではなく、立体を作るイメージを忘れず、影を描いていきます。

 

また、このように画面をひっくり返して描くこともあります。

ひっくり返して冷静に画面を見ることで、陰影が分かりやすくなります

一人ずつ丁寧に先生の指導が入ります。

そして教室全体を回りながら、様々な制作のヒントやアイデアを出されています。

 

画面全体の明暗のバランス、印象を大事に、立体感、質感の表現もしていきます

モチーフ資料を絵と並べ、しっかり確認しながら細部まで描いていきます。

皆さん最後まで集中して描かれており、3時間もあっという間に感じました

本日はここまでとなりました。

2日目からはパステルを使って着彩していきます

 

次回は3月15日(水)です。

ブログレポートをお楽しみに~

(まりも)