SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜画材研究 水彩 色を自在にあやつる -名画の模写「北斎」

2016年02月07日 | アートサロン大阪

冷たい日曜日になりました。

本日は、日曜画材研究 水彩 色を自由にあやつる 名画の模写「北斎」が開催されております。

講師は、渡辺聡先生。

キャンセル待ちも多数出るほど大人気の講習会です。

 

まずは、北斎についての講義からです。

「北斎の大きな特徴として、2点あげられます。一つは、青の使い方がとても美しい事

もう一つは、黄金長方形の構図をもちいていることです。」

 

これらは、印象派のゴッホなども大きな影響を受けたと言われています。

 

黄金長方形とは、縦1:横1.6・・・の対比のことです。

 

「北斎が感覚的に自然とそうなっていたか 意識的に用いていたかは、はっきりしませんが

今日模写する 神奈川沖浪裏では、その対比が当てはまります。

観ていてとても心地の良いバランスですね」

 

まずは、下描きから・・・

今回は、この下描きが非常に重要になってきます。

作品の白黒コピーの裏にパステルを塗り広げ紙を重ねて

赤ペンで転写していきます。

 

かなり細かい作業ですね。

 

午後からは、着彩です。

 まずは、背景の暗い青から・・・

次に船の色・・・

次に波の青の部分・・・

濃い青の部分・・・

と順を追って進んでいきます。

 

作った色を試し塗りしながら 本塗りしていきます。

 

先生もおひとりずつ回られて 細かいご指導を下さっています。

 

 

波の白い部分は、塗り残して表現します。

なかなか難易度の高い作品ですね。

しかし、みなさん、とても繊細に丁寧に描かれていました。

 

 

 

完成☆

 

 

名画の模写から様々なテクニックを学ぶことが出来ました。

参加されたみなさま、お疲れ様でした。

 

次回画材研究は、2月21日です。

こちらの講習会は、満席、ただ今キャンセル待ちとなっております。

予めご了承ください。

 

尚 このような特別講習会は、会員様以外の方でもご参加いただけます。

 

みなさまのご参加をお待ちしております。

(歌姫)