冷たい日曜日になりました。
本日は、日曜画材研究 水彩 色を自由にあやつる 名画の模写「北斎」が開催されております。
講師は、渡辺聡先生。
キャンセル待ちも多数出るほど大人気の講習会です。
まずは、北斎についての講義からです。
「北斎の大きな特徴として、2点あげられます。一つは、青の使い方がとても美しい事
もう一つは、黄金長方形の構図をもちいていることです。」
これらは、印象派のゴッホなども大きな影響を受けたと言われています。
黄金長方形とは、縦1:横1.6・・・の対比のことです。
「北斎が感覚的に自然とそうなっていたか 意識的に用いていたかは、はっきりしませんが
今日模写する 神奈川沖浪裏では、その対比が当てはまります。
観ていてとても心地の良いバランスですね」
まずは、下描きから・・・
今回は、この下描きが非常に重要になってきます。
作品の白黒コピーの裏にパステルを塗り広げ紙を重ねて
赤ペンで転写していきます。
かなり細かい作業ですね。
午後からは、着彩です。
まずは、背景の暗い青から・・・
次に船の色・・・
次に波の青の部分・・・
濃い青の部分・・・
と順を追って進んでいきます。
作った色を試し塗りしながら 本塗りしていきます。
先生もおひとりずつ回られて 細かいご指導を下さっています。
波の白い部分は、塗り残して表現します。
なかなか難易度の高い作品ですね。
しかし、みなさん、とても繊細に丁寧に描かれていました。
完成☆
名画の模写から様々なテクニックを学ぶことが出来ました。
参加されたみなさま、お疲れ様でした。
次回画材研究は、2月21日です。
こちらの講習会は、満席、ただ今キャンセル待ちとなっております。
予めご了承ください。
尚 このような特別講習会は、会員様以外の方でもご参加いただけます。
みなさまのご参加をお待ちしております。
(歌姫)