SAKURA Artsalon Osaka

株式会社サクラクレパスが運営する絵画教室です。

日曜アートセミナー「風景画 欠けていたのは「空気感」と「物質感」』

2015年09月13日 | アートサロン大阪

みなさま こんにちは(^^)

本日アートサロンでは、日曜アートセミナー

「風景画 欠けていたのは 空気感と物質感」が行われております。

 

先日 弓手研平先生にご同行いただきました 海外スケッチツアーでの

風景写真をもとに作品を仕上げていく講習会です。

 

おひとり1枚描きたい写真を選びます。

全部で50枚!!!すべて弓手先生が現地で撮影されたもの・・・

どれも素敵で、ついつい見入ってしまいます・・・(*^。^*)

最初に 弓手先生から 現地スケッチの様子や制作工程などのお話がありました。

 

こちらは、現地で描かれた先生のスケッチです。

「このような下地をたくさん用意して 現地に持っていきました。

現地の風景に合わせて 切り取って使いました。」

 

 

「竹ひごで引っ掻いたり クリアシジェッソと砂を混ぜて砂の色を出す方法などを用いたりしています。」

 

みなさん、熱心にメモを取られています。

「この下地は この風景を描くのに 合わないと思っているものが

意外と合う!ということがよくあります。」

 「ご自分で下地を作ると 普段の癖のようなものが出てしまい、なかなか世界を広げることができません。

そこで今日は、4人でひとつの大きな紙に下地を作ります。」

 

「大きな下地が6枚できますので その全部の下地を 部分的に見て

各自 選ばれた写真に合うものはどれか・・・具体的に提案させてもらい 切り分けていきます。

ご自分で作られた下地は使わないということです

 

 

制作開始!

皆さん 4人一組となり ・・・

面白い下地がたくさんできました。

 

ドライヤーを使ったり 外で乾かして・・・ いざ合評の時間です。

 

 

先生から おひとりずつに下地の提案がされました。

 「この写真だと この下地のこの部分が面白いと思います」

 

「あえてこちらは ほそ長い紙に描いても面白いのではないでしょうか・・・」など 

下地の調子だけでなく 紙の形も提案されていました。

 

 

先生が紙を切り分けられて

 

いよいよ風景写真を観ながら制作スタート☆

 

カッターナイフやインク切れボールを使って溝をつくるように描いたり

 

マスキングテープを上手な使い方のノウハウなどもご指導いただきました。

 

 

着彩は 水彩絵の具 →墨→木炭の順にすすめていきます。

 

「水彩絵の具を先にのせておくことで ほんのり色が残って後々利いてくると思います。」

 

「壁のレンガなど インク切れボールペンなどで溝を入れておいて

上から絵具を流すのも 建物の質感を出す方法の一つですね。」

 

「下地がこれだけしっかりしていれば、2時間もあれば書き上げることができます」

・・・という先生のお言葉の通り あっという間に どんどん進んでいきます。

 

 

下地を上手く利用して描くことで 面白い空気感や質感が生まれますね。

素敵な作品がたくさん出来上がりました☆

 

合評の時間です。

 

 「現場にいるような空気感が表現されていますね。小技もいい感じに効いています」と

嬉しそうな弓手先生でした♪

 

 尚 このような特別教室は、会員様以外の方でもご参加いただけます。

みなさまのお越しをお待ちしております☆

今後の特別教室のスケジュールは こちらから ご確認ください。

 

(歌姫)