本日は水曜アートコンシェルジュ
「とことん新印象派~点描絵画の魅力 色と光のヒミツを探る~」の第3回目でした。
講師は村田大輔先生です。
3回目と4回目でいよいよ点描絵画に挑戦! ですが、本日は下地作りなどの準備作業からやっていきます。
まずは油彩用地塗りが施してあるキャンバスを、裏面が表にくるようにパネルに貼ります。
今回は「皆さんが簡単に家でもできるような」簡易な方法。両面テープで貼っていきます。
クレパスでの着彩となりますが、キャンバスに地塗りをして描くというやり方は皆さん初めてかと思います。
しかし紙ではなくキャンバス、というのにも理由があるのです。。(それは後ほど)
続いて下地作りです。
あらかじめ溶かしておいたニカワをムードン(白亜)と混ぜ合わせて作ります。
刷毛で本番用キャンバスと練習用キャンバスに塗っていきます。
~乾かし中~
続いて木炭紙にエスキースを描いていきます。
今回の制作は模写になりますが、構図や配置など、自分なりにアレンジして描いていきます。
そのためのエスキースを数パターン考えて、その中からより良いものを決めていくのです。
模写する絵は、前回皆さんで観に行かれた「新印象派展」に出展していた作品から好きなものを選んで描きます。
☝こちらは先生のエスキースです。
模写をする絵をトリミングして他の絵と合体させたり、自由な発想でオッケーです!
皆さん試行錯誤して考えていますね。
次回はこのエスキースをキャンバスに転写し、いよいよ点描画に入っていきます。
☝こちらは先ほどの下地を塗ったキャンバスです。
乾いたらベージュに近い、少し暗めの白になります。
このムードンのザラザラした質感が、点描をする上で塗りやすいマチエールになるのです。
次回(12/17)、完結編の様子もブログでご紹介します!
お楽しみに~
(まりも)