みなさま、おはようございます。
本日は、昨日行われました
日曜アートセミナー
「創作アイデアを引き出す方法」の様子をご紹介致します。
こちらが講師の森井宏青先生です。
今日は絵画制作をする際に、
☆どのように想像力を膨らませ イメージを広げていくか・・・
☆表現を簡潔にして、より伝わる作品にしていくには・・・
こちらのスーラの名画を元にレクチャーしていきます。
まずは、
トレーシングペーパーに人物だけ写しとっていきます。
これは、後ほど使うので一旦置いておきます。
スーラの絵画のコピーをボードに貼ります。
モデリングペーストを薄く塗り広げていきます。
これは、
・上から加筆しやすい下地作りのため
と
・絵を消していく感覚を味わうため
です。
ここで、
本日の講習のポイント!!!
「想像力を膨らませていく」ことが関係してきます・・・
スーラのこの作品には、たくさんの人物が描かれています。
「もしもこの人物がここにいなければ・・・」
など、
自分にとって絵の中の主役を消してみたり
密度を単純化したり
「本当にこの構図で良いだろうか・・・」
など、この絵を使って疑問を投げかけるところから、
想像力を膨らませる、イメージを広げる、ことに繋げていきます。
さらに自分の絵を一度壊す感覚を味わえるようにします。
「絵画制作において、描きたいものを画面に沢山描いて
説明が多い窮屈な絵になってしまうことが多々あると思います。
そんな時に、思い切って一度自分の絵を壊し、強調する箇所、省略する箇所を整理し
表現を簡潔にすることで
さらにイメージが広がり、作品としてもひとつ
ステップアップすることが出来ると思います。」
という先生のお話に、
皆さん、大きく頷かれていらっしゃいました。
このお話を頭におきながら、
今度は、白(チタニウムホワイト)を使い、
際立たせたい人物の周りの背景や、
いらないと思う人物を塗りつぶしたりします。
そうすることで、どんどん自分の絵になってきますね。
ここでお昼休憩です。
午後からは、先ほどトレイスしたものを使って
画面の中に再構成していきます。
「白く塗った時点では
一度絵の中の登場人物を退場させたようなかたちですね。
そこに、トレイスしたものを使って 再構成していきます。」
「人物の全身を入れなくても スカートの裾だけ、とか
地面に足がついてなくて宙に浮いている位置に配置したりとか・・・色々考えてみて下さい」
他にも
割りばしペンを使ったり、墨を使ったり、
アクリル絵具でも着彩していきます。
(アクリル絵具は、サクラアートサロンでも販売しております。
ターレンスジャパン アクリルエキスパートを使用しました☆)
皆さん、とても集中して描かれていました。
個性的な作品に仕上がって来ました。(*´ω`*)
「同じものから描き始めても これだけの違いが出る
ということですね。」と先生。
それぞれの方の個性が光る作品が仕上がりました。
このような一日講座は、会員様でなくても
どなたさまでもご参加いただけます!!
皆様のご参加をお待ちしております!!
アートセミナーのスケジュールは こちらから ご確認ください。
(歌姫)