香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家

"香りと食でカラダを幸せにする芳香/料理愛好家"

加藤サキ子

記憶の入れ物はどうなるの アルツハイマー型認知症 介護のこと no.3

2021-06-24 20:16:28 | 持続可能な社会のために
「香りのもつ薬理作用でココロとカラダを整える」を提案!

セラピストの加藤です




アルツハイマー型認知症、脳が委縮していく病いです

かなり以前ですが、脳検査をしたとき、「認知症の症状ありますか」と医師に聞いたことがあります
今のところ、ないねと
当時、若年性認知症が話題になっていました
40歳ころから発症する認知症で進行が速いのが特徴です

現在、アルツハイマーの研究が世界中で行われています
先日、効果があるとされた日本の製薬会社とアメリカの製薬会社との共同新薬が(アメリカで初投与)と公表されました

検索すると発症率の高い国の分布をみると圧倒的に文明の進んだ国々です

発症する前に食い止めたい、身近な人の進行を止めたい、遅くしたい


主に脳血管性認知症(脳卒中や脳梗塞など)とレビー小体型認知症(動作が遅くなる、手足が震える、幻視、睡眠障害、)が多い

生活機能障害、
食事(食べたことを忘れるなど、誤食(食べ物でないもの食べる))、
着替えなど(着脱の時の順番などを間違える)、
排泄(トイレではないところで行ってしまう、汚いものの認識がなく排泄したものを触るなど)、
移動などの運動機能の低下(脚が上がらずすり足となる、)
嗅覚、聴覚、味覚、触覚などの低下

見当識障害(時間の感覚なくなる、方向が分からなくなり家に戻れないなど、誰かがわからない、
自分との関係性がわからなくなる[家族、友人、など])

記憶障害(昨日の出来事を丸ごと忘れてしまう、覚えていない、)

言語障害、(言葉がただしくでてこない、考えがまとまらない)

視空間認識障害(距離感、聴覚内の平衡感覚などの感度の低下)

精神障害(初期ではうつ状態)


単独で起こるわけはないので、個人差があります

初期段階ではこちらの言うことが理解できない
理由として、言葉と意味が結び付かない
例として「時計」は時を刻むものとわかる、またはそれもわからない
時計としての区別がつかない、置時計、かけ時計、腕時計の違い

時計をみても、数字が何を意味するのかわかない
例えば、時計の絵を書いてもらうと、
丸い形状、数字がバラバラに書かれている、丸の中に数字が並んでいない、短針、長針の意味が分からないなど

会話を文章として組み立てられない
ex. 今日は朝から天気が良くて暑い
「今日」「朝」「天気」「暑い」など、単語となる、それぞれの意味が分からなくなる
なぜ、天気がいいと暑いのか、会話を流れとして理解できない

こういったことが起き始めると、外出をしたくない、人と話をしたい、テレビを見ていた人が突然見なくなる、怒りっぽくなるなど
シグナルが起きているはずです

会話をしない、ことは認知症を誘発しやすい要因の一つとなります
運動は血液やリンパ液の流れの改善と動くことで脳を使うため、認知症予防、改善に寄与します
運動することで、筋肉量の低下を防ぎます
骨は筋肉で支えられているので関節痛や骨折リスクの回避にもつながります

記憶の入れ物となる脳ですが、委縮部分に入っていた記憶は取り出せなくなります
運動や会話など、くり返し刺激することで、萎縮するのを食い止めることが必要です



介護でも昨年、COVID-19のためにデイサービスを行くことを控えた高齢者が認知症状が顕著になったとの事例もあります

理解できることを探し出す、その機能から広げていく

服用している薬は本当に必要なものか、
薬の多くは鎮静作用があり、脳の活動も鎮静させるリスクを含んでいます
重複しているものはないか、拮抗しているものはないか(複数の薬で効果を邪魔していないか)



レビー小体型認知症の方は体調が日によって大きく変わります
自由に会話をする日もあったり、自分で食事ができるときもあります
カラダが硬直して全く動けない日、幻視があり空中を見つめているなど



記憶が失われていても、生命に関すること、食事(食欲)や排泄(性欲)、呼吸などは最後まで残ります


もしかして認知症?!
脳は不要なものは記憶しない、排泄や食事など膨大な記憶となるものは
インパクトのない事項は記憶として深く残らないため、曖昧
例えば、昨日食べたものを思い出せない/ ㏠3食食べるとすると、1年で1095食分、
記憶の領域はすぐに埋まってしまうので記憶不要とみなされる
食べたことを忘れるのが、認知症の領域です


強い精神的ストレス、物理的ストレスが加わると、記憶障害が起こることがあります
肉親やごく等しい人の死など、事故による脳への衝撃ななど


30代でもこの人危険だなと感じる黄色信号の人がいます
それは
「歩幅が狭い、足が上がっていない」
老いは股関節から
鼠径部が固くなっていると、股関節の開きがせまくなります
足があがらない、すり足も運動機能の低さを物語っています
歩くことは足底部から、脳まで信号を行き来します、途中の全身を刺激します



セルフチェックしてみてください、
 足上がっていますか?





香りを嗅ぐことで
脳に刺激を与えることは
認知症予防、改善に大きく寄与します

鳥取大学の研究により、実証されています

今日もお立ち寄りいただき、ありがとうございました

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