おはようございます。四万十は、晴れ。
夏は、太陽が見えたらもう暑い!
サンサンと照りつける陽ざしのなか、チャリを漕いで沈下橋の上へ。
朝の乾いた北寄りの風が、汗を吹き飛ばしてくれる。
風とセミが歌うなか、いっとき何も考えずにぽけっと景色をながめたあと、大きく息を吸って吐く。ふぅ~。
空と川のあいだで、プチ瞑想と深呼吸をすれば、少しココロが落ちつきます。
今日の最低気温は、23、3度。
最高気温36、5度。午後も晴れ。
四万十は、梅雨明け10日(といってもまだ7月初旬ですが)、夏空の蒸し暑い日がつづいてます。
雨が降らず水の供給がない四万十川は、夏痩せ。瀬の流れは細く、トロ場の流れはいちだんとゆるめに。
そして、グンとひろくなった川原には、草がボウボウと生えてます。
梅雨時に沈下橋を越えるほどの大きな増水がなく、川が洗われてないからなぁ。水の透明度もイマイチだなぁ。
そろそろ、少しまとまった雨が降ってほしいところです。
明日7日は、七夕ですね。7日の予報は、晴れ。
「○○さま あなたは、ごきげんよろしいほで、けっこです。
あすのよる、あまのがわうつるしまんとがわを、かぬーでくだります。
うちゅうじかんをどんぶらこ。ながれぼしにねがいをかけましょう。
ほしふるかわをくだったものは、いっしょうしあわせになれる、とこのあたりではいわれます。
うそです。これはいま、ぼくがかってにおもいつきました。ごめんなさい。
でも、ほしふるかわのかぬーは、いっしょうこころのなかのほしがかがやく、すてきなおもいでなりますよ。
どうぞ、おいでんなさい。とびどぐもたないでくなさい」
さのねこ拝
流域に人家が少ない四万十川では、(水蒸気がおおい)夏でもうつくしい星空が見られます
川原のチェアにすわり、コットにねころがり、ビール片手に、夏の星座をながめる。
ときおり、理解不能なあやしげな光り(UFO)が見えないかなぁ、
と目をこらしてみますが、僕は、これまで一度も見たコトがありません。あなたはありますか?
そして、見えたらオモシロイのになぁ、と思ういっぽうで、ある旅エッセイ本の一節も思いだすのでした。
『・・・ひとりが、UFOは存在するのだろうかという素朴な疑問を投げかけた。
さまざまな意見が飛び交ったが、私は天文台の研究員の男性がこう言ったのが忘れられない。
この広い宇宙には数千億個の銀河があり、各銀河に私たちの太陽系のような惑星系が無数にある。
その中に太陽と地球の関係に似たものがないはずがない。
それは宇宙のどこかに生命体が存在する可能性はあるということを意味している。
しかし、とその研究員は言った。
宇宙が現われて140億年、地球が生まれて40数億年、そこに現代に近い人類が登場したのが20万年前。
140億年を1日とすると、20万年は1、2秒ほどにすぎないことになる。
1日のうちの1、2秒。つまり、知的生命体としての人間が存在している期間というのは、
永い宇宙の歴史の中ではほとんど一瞬にすぎないのだ。
その状況は他の天体に生まれた生命体においても同じだろう。
だから、と研究員は付け加えた。
「どこかの天体に生命体がいたとしても、
その生命体が存在している時期と我々人間がいる時期が重なっているという可能性は極めて低い。
しかも、その生命体が、この広大な宇宙の中から、
米粒よりも小さい地球という天体を目指してやってくるという可能性は、ゼロに近い確率なのではないかと思います」
私は、その説明に深く納得してしまった。地球以外にも生命体が存在する天体はあるかもしれない。
だが、その生命体と私たち人類が遭遇する可能性はほとんどない。一瞬と一瞬は、交わらないだろうからだ・・・』
沢木耕太郎著 「旅のつばくろ」収録「一瞬と一瞬」より
一瞬と一瞬は、交わらない、か。でも、見あげる星の海には、
奇跡をさがして、果てしない孤独な航海をつづけている探査機ボイジャーもいます。太陽系も遠く離れて。
何度もトラブルに見まわれながらも回復し、旅の便りを送ってくるボイジャーには(けなげな?姿には)、
親近感を抱く方も多いコトでしょう。探求する旅をつづける者同士として。
「Va ou tu veux, meurs où tu dois.」行けるところまで行き 然るべき場所で死ね *フランスの諺
ボン・ボヤージュ!!
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