アーク・フィールドブック

四万十フィールドガイド・ARK(アーク)のブログ

春にめざめゆく川で

2024-03-29 | ・最新のお知らせ・イベントなど

「春にめざめゆく川で」2022年春のツアーレポート再掲です。

のち 最高気温21、6度(最低気温9、6度)。

 春にめざめゆく四万十川を、カヤックでくだりました。

3名のステキなゲストとともに。

 

 自然豊かな川は、毎日ちがう表情をみせてくれます。

春の小さな嵐がとおりすぎた今日の川は、水位が少しあがり、ウグイス色の水がいつもより速く流れてます。

サクラが満開の岸辺は、萌黄色(ヤナギ)、黄色(菜の花)も目にあざやか。

水量がおおく流れが速い川。ツアーは、(半日のツアーですが)時間と距離をながくしました。

*水位は、平水+1、5メーター。漕行約8キロ。

 朝の川は、ときおり北寄りの風が強くふき、ゴンゴンと雲が流れる空からの陽ざしは少なめです。

でも、時間がたつにつれ、風が弱まると、青空が大きくなっていきました。

昼のツアー集合時には、太陽がバッチリと顔を見せ、スッキリした青空に(この春にはめずらしい)。

風が止むと少し暑くかんじるほど。

(増水と強風で)直前までツアー中止か?とヤキモキしたガイドとゲストの顔に、笑顔がうかびました。

 川原で漕ぎかたなどの講習→カヤックにのり水上へ→せまいトロ場で少し練習。

その後、対岸の速い流れに漕ぎいれる、と艇はパドルを漕がなくても、スイスイと下流に流れてゆきます。

*トロ場:ゆるい流れ

 

 陽ざしぬくいの水の上から、手をのばしてふれる水が、ヒンヤリと心地よい。川面の水温19度。

「気持ちイイね!景色がイイね!下れて良かったぁ!」ゲストのヨロコビの声。

サクラ満開の岸辺で、小さな子供たちが手をふって見おくってくれました。ヤッホー!!

いくつかの瀬をぬけた岸には、(今年はおそい)キシツツジの花も見えました。

 川原に上陸し、のんびりとコーヒタイムです(トイレ有り)。

今日のメニューは、コーヒ&クリ羊羹。のどかで美しい春景色とともに。

聞こえてくるのは、まだぎこちないウグイスの恋の歌、

カジカガエルの高く美しい合唱、木々のざわめき、小さな瀬音。

 

 ふたたびカヤックにのり、さらに下流へ。

ゴールの岩間沈下橋に着くころになると、ふたたび風が強くふきはじめました。

まるでツアーがおわるのを待っていてくれたかのように。

 

「ああっ、楽しかったぁ!!また、来たい!!」ゲストのヨロコビの声が風にとけてゆく。

春にめざめる川で、さくらとゲストの笑顔も満開なツアーでした。

「春の音 一日近き カヌーかな」

*Kさん。画像CDは、3月28日に発送(郵送)いたしました。お楽しみに~



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