金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 中京記念

2024-07-22 02:42:01 | 競馬

 

 小倉の中京記念勝ったのは、5歳牡馬のモーリス産駒アルナシーム。7番手追走で脚を溜めます。逃げたテーオーシリウスの前半1000mのラップは57秒4と速い流れに。直線に入るとまず、馬場の中央からディープブリランテ産駒エルトンバローズが先頭に立ちますが、すぐ外からアルナシームが並びかけ抜け出します。最内からエピファネイア産駒エピファニーが迫りますが、これをクビ差抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分47秒2。2着エピファニーから1/2馬身差の3着にエルトンバローズ、さらに3/4馬身差の4着には最後方から追い込んだロングラン、1/2馬身差の5着がニホンピロキーフ

 勝ったアルナシームは、嬉しい重賞初勝利2歳時から素質馬と言われながら、難しい気性が災いして出世が遅れましたが、5歳になってようやく落ち着きが出て、重賞勝利となりました。横山典弘騎手の手腕が光る勝利でもありました。

 2着エピファニーも、小倉巧者らしいレース振りで結果を出しました。3着エルトンバローズは早めに仕掛けて勝ちに行きましたが、今回は勝ち馬が強かった

 

 


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【2歳戦回顧】 7月20日~21日

2024-07-21 15:58:02 | 競馬

 

 土曜日は札幌1R芝1200mを勝ったリオンディーズ産駒ポッドベイダー。好スタートからスピードを活かした逃げへ。前半3ハロンのラップは34秒9と流れる展開に。直線に入ってもスピードは緩まず、そのまま後続に1馬身3/4差をつけて快勝。良の勝ちタイムは1分8秒8。2着には2番手からホークビル産駒ニシノクードクール、1馬身3/4差の3着には3番手からロードカナロア産駒ロードヴェルト

 

 福島1Rダート1150mを勝ったパイロ産駒の牝馬アイビーヒメチャン。好スタートから2番手追走へ。直線に入るとまず、最内を突いてリアルスティール産駒リトルサムシングが先頭に立ちますが、すぐに外からアイビーヒメチャンが並びかけて激しい競り合いに。ゴール前でアイビーヒメチャンがクビ差前に出て勝利。ダート良の勝ちタイムは1分9秒4。2着リトルサムシングから3/4馬身差の3着には、中団から追い込んできたヘニーヒューズ産駒クニノハッピー

 

 福島2R芝1800mを勝ったアメリカンペイトリオット産駒ソルエパトリオット。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分1秒4と平均ペースに。直線に入るとスピード加速、後続を突き放します。内からダノンバラード産駒マイネルゼウス、外からアドマイヤムーン産駒ナクライトが迫ってきますが、ソルエペイトリオットがクビ差凌いで勝利。良の勝ちタイムは1分50秒0。2着にはマイネルゼウス、ハナ差の3着にナクライト

 

 札幌5Rダート1700m新馬を勝ったキズナ産駒ナチュラルライス。4番手追走で脚を溜めます。4コーナー手前で逃げるヘニーヒューズ産駒ベルベルコンパスに並びかけて激しい競り合いに。ナチュラルライスがすぐに抜け出し、そのまま6馬身差で圧勝。ダート良の勝ちタイムは1分45秒7。2着ベルベルコンパスから大差の3着には、中団後方から差してきたニューイヤーズデイ産駒ジーティートゥルー

 勝ったナチュラルライスは、2歳ダート路線のエース候補の1頭だと思います。2着ベルベルコンパスも次走は確勝レベル

 

 小倉5R芝1800m新馬を勝ったレイデオロ産駒ジュンライデン。好スタートから2番手追走へ。逃げたアドマイヤマーズ産駒メイショウツヨキの前半1000mのラップは1分3秒4と稍重でもスローな流れに。直線に入ると、逃げ粘るメイショウツヨキとジュンライデンの2頭が激しい叩き合いに。ゴール手前でジュンライデンが3/4馬身抜け出して勝利。稍重の勝ちタイムは1分52秒1。2着メイショウツヨキから1馬身1/4差の3着には、最後方から追い込んできたドゥラメンテ産駒コンフォルツァ

 

 福島5R芝2000m新馬を勝ったキタサンブラック産駒ピコチャンブラック。好スタートからマイペースの逃げへ。前半1000mのラップは1分3秒7とスローな流れに。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放してそのまま7馬身差で圧勝。良の勝ちタイムは2分3秒6。2着には、後方からマクリ気味に上がってきたルーラーシップ産駒ヴィジョンメーカー、3/4馬身差の3着には、4番手から差してきたレイデオロ産駒レッドベルダンス

 キタサンブラック産駒の牡馬に、またまたスター候補が出現しました。ピコチャンブラックの名前を覚えておきましょう。

 

 福島6R芝1200m新馬を勝ったリアルインパクト産駒の牝馬ミーントゥビー。6番手追走で脚を溜めます。逃げたスカイダイバーの前半3ハロンのラップは34秒9と平均ペースに。直線に入るとまず、4番手からビッグアーサー産駒キープサインオンが先頭に立ちますが、大外からミーントゥビーが鮮やかにこれを差し切って1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分10秒6。2着キープサインオンから2馬身1/2差の3着には、4番手から差してきたタワーオブロンドン産駒メイリ―

 

 小倉9R芝1200mひまわり賞(2歳オープンクラス)九州産馬限定を勝ったアレスバローズ産駒ケイテンアイジン。後方待機で脚を溜めます。逃げたコウユ―モジョカーの前半3ハロンのラップは33秒5と流れる展開に。直線に入ると、逃げ粘るコウユーモジョカーを猛然と追いかけ、アレスバローズ産駒エイヨーアメジストが残り100mのところで先頭に立ちますが、さらに大外からケイテンアイジンが鮮やかに差し切って3/4馬身差で快勝。稍重の勝ちタイムは1分10秒7。2着エイヨーアメジストからクビ差の3着には、4番手から差してきたミッキーアイル産駒レーニス

 九州産馬限定のオープン競走 ひまわり賞はアレスバローズ産駒のワンツーとなりました。ケイテンアイジンとエイヨーアメジストの2頭は小倉2歳Sにも参戦すると思いますが、ヨカヨカに続いて九州産馬のヒーローになれるのか注目したいと思います。

 

 日曜日は札幌1Rダート1000mを勝ったドレフォン産駒の牝馬ミッドナイトゲイル。好スタートからマイペースの逃げへ。直線に入るとスピードを加速、後続を突き放して5馬身差で圧勝。ダート良の勝ちタイムは59秒6。2着には、4番手から差してきたベストウォーリア産駒ルークススペイ、クビ差の3着には、最後方から追い込んできたモーニン産駒モーニングスター

 

 小倉1R芝1800mを勝ったブリックスアンドモルタル産駒ワンモアスマイル。後方待機で脚を溜めます。前半1000mのラップは1分1秒5と平均ペースに。直線に入ると、マクリ気味に前に出てきたリオンディーズ産駒ベストファンタジーが先頭に立って粘りを見せますが、これを外からワンモアスマイルが鮮やかに交わして3馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分50秒2。2着ベストファンタジーから2馬身1/2差の3着には、5番手から差してきたハービンジャー産駒アロンディ

 

 福島3R芝1200mを勝ったタワーオブロンドン産駒カガバベル。6番手追走で脚を溜めます。逃げたコムーネの前半3ハロンのラップは34秒4と平均ペースに。直線に入ると、逃げ粘るコムーネの内側からカガバベルがスルスルと先頭に立ちます。外からブリックスモルタル産駒アルデショワが迫りますが、これを3/4馬身差に抑えて勝利。良の勝ちタイムは1分10秒2。2着アルデショワから2馬身1/2差の3着には、中団から差してきたミスターメロディ産駒イノキ

 

 札幌5R芝1800m新馬を勝ったドゥラメンテ産駒キングスコール。好スタートから2番手追走へ。前半1000mのラップは1分1秒4と平均ペース。キングスコールは3コーナー過ぎから早め先頭に立ち、直線に入ると追いすがる後続を突き放してそのまま3馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分47秒8と2歳コースレコード。2着には、3番手からシスキン産駒テリオスララ、3/4馬身差の3着には逃げたサートゥルナーリア産駒ショウナンサムディ

 勝ったキングスコールは、札幌2歳Sでも有力候補になると思います。

 

 小倉5R芝1200m新馬を勝ったモズアスコット産駒の牝馬ブルーレース。好スタートから2番手追走へ。逃げたノワールエブランの前半3ハロンのラップは34秒2と平均エース。直線に入ると、ブルーレースが早め先頭に立って後続を突き放し3馬身1/2差で完勝。良の勝ちタイムは1分10秒1。2着には、中団後方から追い込んできたカレンブラックヒル産駒バイオサファイア、5馬身差の3着には、5番手から差してきたルーラーシップ産駒セレーネアスティール

 勝ったブルーレースは、小倉2歳Sでも注目すべき存在になると思います。

 

 福島5R芝1800m新馬を勝ったキズナ産駒の牝馬ブラックルビー。好スタートから3番手追走へ。逃げたニシノドロシーの前半1000mのラップは1分2秒0とややスローの流れに。4コーナー手前からブラックルビーが早め先頭に立ち、直線ではそのまま後続に2馬身差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分50秒8。2着には、2番手からロジャーバローズ産駒スティーヴバローズ、3/4馬身差の3着には、6ばんてからマクリ気味に差してきたアルアイン産駒クモヒトツナイ

 

 福島6R芝1200m新馬牝馬限定を勝ったファインニードル産駒アブキールベイ。5番手追走で脚を溜めます。逃げたビッグアーサー産駒バックアップアゲンの前半3ハロンのラップは35秒4とスローな流れに。直線に入ると、逃げ粘るバックアップアゲンをナダル産駒ヴィンブルレーとアブキールベイの2頭が追いかけ、そのうちアブキールベイが大外から鮮やかに抜け出して1/2馬身差で快勝。良の勝ちタイムは1分11秒0。2着にはヴィンブルレー、1馬身差の3着には逃げたバックアップアゲン

 

 


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【競馬】 中京記念(GⅢ) 小倉芝1800~2000mの実績馬ニホンピロキーフに期待!

2024-07-21 04:23:58 | 競馬

 小倉の中京記念であります。

 

 中京記念といえば、本来は愛知県の中京競馬場で開催するレースですが、ここ数年は京都競馬場の改修工事などの影響を受けて、阪神開催だったり、小倉開催になったり。ようやく昨年は中京競馬場に戻った矢先だったのですが、今年は阪神競馬場改修工事と例の猛暑対策で、小倉開催と中京開催のスケジュールを入れ替えた結果、今回も小倉開催という異例なパターンとなりました。

 であれば、小倉芝1800~2000mの実績が3戦3勝というキタサンブラック産駒の4歳牡馬⑬ニホンピロキーフを狙ってみたい

 馬券は、本命⑬ニホンピロキーフの単勝1点

 

 

【追加】今週の予想コーナーが上記のように「あっさり」となったのは、直前まで出走予定だった6歳牡馬エスコーラが本命予定だったため。サラキア、サリオス、サリエラなどの姉兄妹の話や、もともと中内田厩舎のエースになるはずだった話、川田将雅騎手がエスコーラ復活に向けて騎乗するはずだったのに急遽メンテナンス期間に入ってしまった事などを書く予定でした。

 けしてニホンピロキーフを軽んじるつもりはありませんが、「小倉巧者」以外に書くネタがありませんでした。スミマセン!

 

 


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【王位戦七番勝負第2局】 挑戦者 渡辺明九段が藤井聡太王位を破る! 1勝1敗のタイに

2024-07-20 00:20:44 | 将棋

 

 将棋の王位戦七番勝負第2局は、7月17日(水)18日(木)に北海道函館市の「湯元 啄木亭」で行われ、先手番の挑戦者 渡辺明九段が藤井聡太王位を97手で破り、シリーズ成績を1勝1敗のタイとしました。

 

 

 渡辺明九段は、序盤中盤のリードを終盤に入っても順調に広げて、そのまま押し切りました。まさに完勝と言える会心の勝利でありました。

 渡辺明九段は、シリーズ前から「終盤戦での棋力差は歴然であるため、自分が勝つには序盤中盤でリードをつける展開が必要」「そのための戦術を対局までに準備しないといけない」と、藤井聡太王位との闘い方への覚悟を語っておられました。

 

 そのとおり、まず第1局では、藤井聡太王位の先手番を「千日手」に追い込んだ上で、自らが先手番を握れる指直し局では、序盤中盤で大きくリードを奪い、そのまま押し切るかという将棋に。ただこの時は、指直し局であるため持ち時間が少なく、最終局面で痛恨のミスが出て大逆転負けを喫する結果となりましたが、それでも、この将棋で「戦える!」という手応えを掴んだ様子がありありと見えました。

 迎えた第2局では、先手番を活かして主導権を握った上で、持ち時間についても相手よりも常に多く残すように注意しながら、リードを広げていきました。終盤もミスをしない慎重な打ち方で締めて、まさに完勝という内容。

 

 今月末に行われる第3局でも、藤井聡太王位が先手番であるため恐らくは、出来るだけ「煮詰まるような展開」に持ち込み、相手が見切り発車で攻めてくるように仕向けるか、あるいは第1局と同じく「千日手」に追い込むかを狙うと思います。いずれにしても、中盤以降、自ら主導権を握ってリードを広げる展開を指向するはず。

 

 ポイントは、第1局と第2局のように、自ら主導権を掴むための「戦術」を幾つ用意できているか?という点。

 既に、第1局第2局で「2つ」の戦術は明らかになってしまっており、この手は二度と通用しませんタイトル奪取には少なくとも、あと3つの「新戦術」が必要となります。

 

 そこを意識しながら、7月30日(火)31日(水)の第3局に注目して参りましょう。

 王位戦七番勝負第3局は、徳島県徳島市「清水苑」で行われます。

 

 


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【東京は梅雨明け!】 というより、そもそも今年は梅雨が無かった⁉

2024-07-19 01:01:04 | 雑感

 

 「関東地方は梅雨が明けたと思われる」と、7月18日(木)に気象庁が梅雨明け宣言を出しました。

 

 いよいよ暑~い、真夏がやってまいりました

 

 ただ、東京に居る者の感覚で言うと、昨年に続いて今年も「梅雨は無かった」というのが実感であります。確かに、ここ数日だけは梅雨っぽいシトシト雨がありましたが、6月も7月も、雨が降る時は「夕立のような激しい雨」であり、日中の熱日を冷ますための雨ばかりで、完全に夏の雨でありました。

 6月14日および6月19日の当blogでも申し上げたとおり、関東地方の今の梅雨は、太平洋の海中温度が上昇したことにより、かつてのシトシト雨ではなく、降る時はもう夏の豪雨のような雨になっていて、これは「梅雨の季節が消え、真夏が長期化した気候」と言えるでしょう。きっと来年も同じ状況ではないかと想像いたします。

 

 それにしても、昨年は7月下旬に熱中症から新型コロナウィルスに罹患。そしてコロナ後遺症から間質性肺炎と、酷い目にばかり遭った夏でありました。今年はそうならないように、細心の注意を払いたいと思います。

 

 まぁ、エアコンをギンギンに効かせてオリンピックを見ながら、十分に水分と塩分を補給する夏にいたしたいと存じます

 

 

 


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