金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 豊島竜王が4勝1敗でタイトル防衛!

2020-12-08 06:50:32 | 将棋

 12月5日(土)6日(日)に行われた竜王戦第5局は、豊島竜王が84手で羽生永世七冠に勝ち、4勝1敗でタイトルを防衛しました。なお、豊島竜王がタイトル防衛に成功したのは、これが初めてとなります。

 竜王戦を通じて、勝敗のポイントになったのは第3局でした。内容も濃く、最後まで大激戦の一戦でした。最終局面では、豊島竜王側に詰み筋があり、AI指数では羽生永世七冠の圧倒的な勝勢となっていましたが、豊島竜王も、羽生永世七冠も、両者ともにそれに気づかないくらい難解な詰み筋で、結果としては豊島竜王の大逆転勝ちとなりました。

 このあと、羽生永世七冠が発熱体調不良があり、第4局が延期となりました。当初予定の第5局が第4局、第6局が第5局として執り行われました。延期となった第4局の会場では、急遽、替わりのイベントが開催されましたが、豊島竜王がそのイベントでのファンへの対応を買って出るなど、神対応が新聞でも報道されていました。

 この時点で、勝負運は、圧倒的に豊島竜王に傾いたのだと思います。

 ところで、この竜王戦を振り返っても、現在の4強(渡辺明名人・豊島竜王・永瀬王座・藤井聡太二冠)と、それ以外の棋士では相応の差がついてしまっているようです。そのあとの第2グループは、広瀬八段・木村九段・羽生永世七冠・斎藤慎太郎八段あたりですが、4強を追い込む将棋は非常に少ないのが実情。

 まずは年明けから始まる、4強対決第一弾、王将戦七番勝負を楽しみに致しましょう。現役最強の渡辺明王将に、4強でNO.1の「勢い」を見せている永瀬王座が激突いたします。


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