金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【Facebookで謎の現象】 4年前に亡くなったはずの同級生が新たな投稿を・・なぜ⁉

2024-08-27 00:49:36 | 雑感

 先週、高校の同級生の一人からLINEで連絡が来ました。

「亡くなったはずのS君が、Facebookで『今年も花火大会を堪能。平穏無事に過ごせた事に感謝』と投稿している」

 

 確かに、彼から送られてきた画面コピーのFacebookの投稿内容を見ると、亡くなったS君のアカウントから新たな投稿が為されたようです。ところで、我々がS君の逝去を知ったのは、3年に1回更新される高校OBOG会名簿。このOBOG会名簿は、かなりシッカリした事務局で管理されている名簿なので、この名簿が間違っている可能性は極めて低いのですが、ひょっとすると何かの手違いで生きているS君を間違って「死亡」と登録してしまったのかも・・と、もう一度、同じクラスのメンバーに声をかけて、S君の消息を改めて調査することに。

 しばらくすると、同じクラスメートで、現在某国立大学で数学・統計学の教授をしている友人から、

「S君が所属していた可能性が高い「日本××学会会誌」の2020年版を見ると、そこにS君の訃報記事が掲載されている。S君が逝去されたことは事実だと思う」と連絡がありました。

 

 やはり、高校OBOG会名簿は正しかったことがほぼ確かめられた訳ですが、今度は、世界を代表するIT企業で長年役員を務めていた別の友人から、

「Facebookでは、アカウントの持ち主が亡くなった時、生前に「管理人」を指定しておけば、その管理人がメッセージを書き込むことが出来るらしい。ただし、管理人が書き込む時には『追悼』の2文字が記載されるとのこと。今回の投稿には『追悼』の文字がないことから、S君のアカウントが、S君の死後に何者かに乗っ取られた可能性が高い。犯人は、こうした投稿をすることで他のアカウント情報の収集を狙っていると思われる。ハッキングの可能性が高いと思う」という注意喚起がありました。

 

 確かに、われわれ同級生は「あ! S君が生きているのかもしれない」と、このFacebookの投稿記事にコメントを返信をしてしまったり、『いいね』ボタンを押したりしてしまう可能性がありますその動作によって、今度はわれわれのアカウント情報(メールアドレスや個人経歴等)を得て、ネット詐欺の材料するつもりらしい。

 

 それにしても、亡くなった方のアカウントを乗っ取って、さらにその友人たちを詐欺の標的にするなんぞ、もはや人間の所業とは思えません。憤懣やるかたない思いで一杯となりました。

 同様のことは、皆様の周囲でも起こりうることですので、十分にご注意下さい。

 

 

 


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