金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 札幌記念・CBC賞

2024-08-19 02:13:03 | 競馬

 

 まずは中京のCBC賞勝ったのは、トーセンラー産駒の5歳牝馬ドロップオブライト。好スタートから3番手追走へ。逃げたロードカナロア産駒グランテストの前半3ハロンのラップは33秒6と平均ペースに。直線に入ると、グランテストがそのまま押し切りを図りますが、ドロップオブライトが並びかけ、残り100mのところで先頭に立ちます。外からサトノダイヤモンド産駒スズハロームが猛然と迫りますが、これをクビ差に抑えて勝利。良の勝ちアイムは1分7秒5。2着スズハロームから3/4馬身差の3着には逃げたグランテスト

 勝ったドロップオブライトは嬉しい重賞初勝利馬体が小さいため、ごちゃごちゃしたレースになると力が出せませんが、少頭数の短距離重賞であれば確実に伸びてきますので、また勝つチャンスはありそう。福永祐一厩舎としてもJRA重賞初勝利でした。

 2着のスズハロームは惜しいレースでした。速く流れる展開になれば着実に鋭い脚を使ってきますので、近いうちに1200~1400mの重賞勝利が期待できると思います。3着のグランテイストは、この馬のスピードを活かす形に持ち込んだ坂井瑠星騎手の好騎乗が好走理由だと思います。

 

 

 そして真夏のスーパーGⅡ札幌記念勝ったのは、モーリス産駒の6歳牡馬ノースブリッジ。好スタートから2番手追走へ。逃げたアウスヴァールの前半1000mのラップは1分0秒5とこのメンバーとしてはスローな流れに。直線に入ると、2番手からノースブリッジが先頭に立って後続を突き放します。3番手からドレフォン産駒ジオグリフが追いすがりますが、1馬身3/4差をつけて完勝。良の勝ちタイムは1分59秒6。2着ジオグリフから1馬身差の3着には、6番手から差してきたパゴ産駒ステラヴェローチェ、クビ差の4着に1番人気プログノーシス、1馬身差の5着にシャフリヤール

 勝ったノースブリッジは、会心のレースで重賞3勝目プログノーシスとドゥラエレーデの2頭がスタートで出遅れたため、レースがしやすかったことは事実ですが、このメンバーを相手に完勝の内容は、秋のGⅠ路線に向けて良いスタートが切れたと言えます。

 2着ジオグリフも徐々に3歳春の勢いが戻ってきています。次走も要注意。3着ステラヴェロ―チェも6番手の位置からよく伸びていますから、この馬も地力を見せてくれました。

 出遅れから直線だけで4着まできたプログノーシスは、今回は参考外で良いと思います。ただし、スタートの悪さは癖になりつつありますので、ここだけは矯正する必要あり。レース前にヒートアップしすぎるので、ゲート内で我慢させられるかどうかがポイント。

 

 


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