金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【電車バス内での風景①】 意地悪な爺さんやオバさんもいるが、親切な外国人もいる!

2024-08-09 03:37:32 | 雑感

 

 朝夕の通勤や日中の外出で、電車やバスを利用いたします。特に「在宅勤務」が一般的に広まったコロナ禍の頃から、日中に電車バスを利用する機会が多くなりました(時差出勤やサテライトオフィスへの出勤に利用します)。

 ところで、満員電車や満員バスではなく、適度な混み具合の日中時間の車内を見ていると、お年寄りや松葉づえをした方を見かけると、すぐにスッと席を替わる人が居て、それが自然に行われている風景を見るにつけ、「あぁ、やはり日本は良い国だなぁ」と感じ入ったりしております。

 

 上記のように、基本的には「日本は良い国」「良い人間が多い」と言えるのですが、これが通勤時の満員電車・満員バスの中だと、また違った風景が見えてきます。すなわち、ギスギスした時間帯には意地悪な人間が数多く存在するということ。

 

 まずは意地悪な爺さんの例。

 ワタクシは毎朝5:50発の始発バスに乗って最寄駅までいきます。この時間であれば、JR中央総武線も満員ではなく、始発電車を待てば座れて会社まで行けるから。ところが、始発バスについては超満員。なぜなら、運転手さん不足のため、始発あとのバス便が減便されてしまい、多くの乗客が始発バスを目指して殺到するからです。当然日本ですから、バスを待つ行列を乱す人などいませんが、バスに乗り込んだあと、混み合うバス内で降車口近くを陣取ろうと割込みを図る輩が存在するのです。それが、ここで紹介する「意地悪な爺さん」。

 手口は巧妙です。途中で「降車ボタン」を押して降りるフリをします。そうすれば、降車口付近の乗客は前へ通そうとしてスペースを空けます。この意地悪な爺さんは、そのスペースに入り込んで降車口近くの位置を陣取った上で、「間違えました」と言うのです。ただこの手は1回使えば2度と使えません。始発バスというのは、毎日乗客の顔ぶれは一緒だからです。

 すると翌日は、その「意地悪な爺さん」の姿が見当たらず、やれやれと。しかし、始発バスが発車すると、次のバスを待つ列の中に「意地悪な爺さん」の姿が! おそらく、次のバスで同じことをしようと考えているのだと思います。

 

 次は意地悪なオバさんの例。

 今度は、帰宅時の駅のバス停でのこと。駅のバス停には、雨除け日除け用の屋根が設置されており、普段であればその屋根に拘ることはないのですが、けっこうな雨量が降っている時に、バスを待つ列の中にその「意地悪なオバさん」がおりました。当然ながら、相応の雨が降っていますから、バスを待つ人々は列を詰めて、なるべく屋根の下に多くの人を入れようと努力をしてくれるものなのですが、その40歳前後の「意地悪なオバさん」は、携帯を見るフリをしながら絶対に列を詰める行動を取りません前後に50cmのスペースを維持して、そこに近づくことを許さないのです。

 「他人とのスペースを維持しないと我慢できない病気」というのは確かにあって、その病人なのかなと思いましたが、そのあとでバス内では、平気で他人と二人掛けの席に座っていましたやはり病気ではなく意地悪なだけでありました。

 

 かと思えば、親切な外国人に出会うこともあります。

 帰宅時の満員電車の中で、白人観光客の男女2名が並んで席に座っておりました。そこに、4名の日本人家族が乗車してきました。若い夫婦とその子供、そして夫婦の父親と思われる60~70歳くらいの男性の4名でした。

 白人観光客のうち女性の方が、この4名の姿を見て、年配の男性に対して「席をどうぞ」と盛んに手振り足振りジェスチャー男性も気が付いたようですが、顔の前で手を振って「結構です」と。まぁ、一見して頑強そうな男性でしたので、日本人同士ならば絶対に席を譲ろうとはしない相手。

 もちろん、欧米諸国でも、若者が年配者に席を譲る行動はよく見受けられますが、地域によってバラツキがあります。恐らくは、観光ガイドとかで「日本は礼儀正しい国なので、電車内で年配者を見かけたら席を譲るのがマナー」とアドバイスされているのでしょう。それを忠実に実行する観光客がけっこういらっしゃるということ。

 

 上記のように、「え⁉」と不愉快になったり、「お~!」と感心したり、いろいろな風景が電車バス内では見ることが出来ます。

 64歳を過ぎて、こうした日常を楽しむ時間が増えたことを嬉く感じております。

 

 


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