表題の「2019年生まれ 世代別サイヤーランキング」とは、すなわち、昨年のダービー翌週から始まるJRA新馬戦から、今年のダービー当日までの3歳戦すべてにおける種牡馬成績ランキングを指します。
一世代だけの比較ですから、ベテランの種牡馬も、新種牡馬も、基本は同じ条件での比較になりますので、今後の種牡馬トレンドを見ていく上、旬な指標になるもの。
いよいよ残りは、オークスと日本ダービーの2週のみ。2022年5月15日現在の途中経過ではありますが、現状のランキングを見てみましょう。
第1位 ロードカナロア 勝利数69勝 AEI 1.40 賞金10億11百万円
第2位 ドゥラメンテ 勝利数65勝 AEI 1.47 賞金10億00百万円
第3位 ディープインパクト 勝利数60勝 AEI 2.44 賞金9億36百万円
第4位 ドレフォン 勝利数60勝 AEI 1.79 賞金8億45百万円
第5位 ハーツクライ 勝利数45勝 AEI 1.90 賞金7億43百万円
第6位 エピファネイア 勝利数45勝 AEI 1.52 賞金7億26百万円
第7位 ハービンジャー 勝利数40勝 AEI 1.31 賞金6億22百万円
第8位 ダイワメジャー 勝利数36勝 AEI 2.00 賞金6億00百万円
第9位 キズナ 勝利数37勝 AEI 1.38 賞金5億27百万円
第10位 モーリス 勝利数29勝 AEI 0.94 賞金5億09百万円
前回の4月24日現在の成績との差でいうと、やはり、NHKマイルCを産駒ダノンスコーピオンが制したロードカナロアの躍進が目立ちます。また、青葉賞の1着2着を独占したディープインパクトも、上位2頭に肉薄している状況です。
残り2週は賞金額の高いオークス、日本ダービーが控えています、これらの成績次第では、ハーツクライやエピファネイアあたりまで、大逆転もあり得る状況と言えるでしょう。
ちなみに、ディープインパクトは、初年度産駒の2008年生まれの世代別ランキングから、2018年生まれの世代別ランキングまで、第1位の座を譲ったことがありません。2019年生まれの世代は、実質最後の世代のため、登録頭数が少ないという事情はあるにせよ、このままでいけば、初めて首位の座を明け渡すことになります。
歴史的種牡馬のディープインパクトに、初の土をつけるのは、ロードカナロアか? ドゥラメンテか? あるいは、やはりエピファネイアなのか?
ダービー当日まで、この争いは激戦になることは間違いありません。次のスーパー種牡馬を占う闘いですので、注目いたしましょう!