金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【重賞回顧】 クイーンC・共同通信杯・京都記念

2021-02-15 06:53:58 | 競馬

 まずは土曜日のクイーンC勝ったアカイトリノムスメは堂々の横綱相撲。この成長ぶりにはビックリでした。桜花賞本番でも、十分に有力馬に名を連ねたと言えるでしょう。さすが、ディープインパクト×アパパネの12冠娘ですが、これだけの良血が実績を挙げるというのは実は珍しいこと。なかなかの孝行娘です。2着に飛んできたキンカメ産駒のアールドヴィーヴルも本番に向け良いレースが出来ました。1番人気で3着のククナは前が空かずに不利がありました。同じく5着のイズンシーラブリーは、前が空いていれば2着3着まである勢いだったので惜しいレース。

 いずれにしても、もしここにレフトゥバーズが出ていれば、楽に勝っていたと思います。あの抽選外れは何だったのでしょうか? 共同通信杯の結果に何か答えがあるのでしょうか?

 

 そして、その共同通信杯前半1000mが1分1秒8という超スローペース、それを見越して3番手から追走したエピファネイア産駒エフフォーリアが、そのまま直線で抜け出して完勝。2着には勝ち馬のすぐ後ろから追い込んだハーツクライ産駒ヴィクティファルス、さらに中団から追い込んだディープインパクト産駒シャフリヤールが3着。

 勝ったエフフォーリアは、これでクラシック本番の最有力馬の1頭にのし上がりました。今まではスローのレースを3つ勝ちましたが、本番はもっとハイペースになるので、これをこなせるかどうかが最大のポイント。

 なお、果敢に牡馬重賞に挑戦した牝馬レフトゥバーズは、追込み脚質だけに極端なスローペースに泣いた感じ。今後は桜花賞ではなく、オークス狙いで別路線を行くのでしょう。それにしても、クイーンCを抽選外れにした競馬の神様は、レフトゥバーズに何を啓示したのでしょうか?

 

 最後は阪神の京都記念スローな流れから、なだれ込むような消耗戦に持ち込んだステイフーリッシュとダンビュライトを、中団から直線だけで差し切ったラヴズオンリーユー見事な復活劇と言って良いでしょう。次走はドバイ・シーマクラシックだそうですので、応援しましょう。また、2着のステイフーリッシュは狙い通りのレースが出来たものの、勝った馬が強かったということ。次は中山の日経賞なので、今度こそタイトルを期待しましょう。

 なお、5着のワグネリアンは、武豊騎手が馬の気持ちに逆らわずに乗った結果であり、最後もよく伸びていました。スローの流れだったので、後ろ過ぎる位置が敗因ではありますが、次の本番を考えれば、上々の復帰戦と言えるでしょう。ワグネリアンに走る気持ちを呼び起こす騎乗だったと思います。


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