金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【競馬】 競走馬の適性距離は「気性」で決まる! ①

2021-02-09 06:47:50 | 競馬

 このブログで2年前に書いた記事が、今でも結構アクセスを受けています。「馬の適性距離は気性で決まる」という記事なのですが、内容を整理して再掲したいと思います。

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 競馬の世界では、1000~1200m短距離路線1400~1600mマイル路線1800~2400m中距離路線それより長いもの長距離路線と分類しています。今は1800~2000mと、2200~2400mを分ける考え方もあります。1000mをスプリント、3200mをマラソンレースなどと評することもありますが、人間の陸上競技に例えるとどうなるでしょうか?

 ザックリではありますが、競馬の1000mは陸上の500mくらい、競馬の1600mが陸上の800~1000m、競馬の3000mが陸上の1500~1800m程度だとお考え下さい。短距離といっても陸上競技場の1周程度、マイルが2周、長距離で4周程度なので、人間のオリンピック競技に例えるならば、400m、800m、1500mくらいの範囲に収まることになります。

 過去のオリンピックを振り返っても、800mと1500mの2冠400mと800mの2冠という例があるとおり、競馬の世界でもスプリント・マイル路線や、マイルと2000m路線のチャンピオンホースが重なることがあるので、だいたい上記の対応関係で合っていると思います。

 ところで人間の陸上では短距離はスピード、長距離はスタミナと言われますが、400mから1500mまでだと考えると、どのレースでも、スピードその持続力が必要な距離になります。それでは、走りに必要な能力は殆ど同じなのに「馬によって得意な距離が異なる」という距離の適性はどこで決まるのでしょうか?

 私は「気性」=「馬の性格」だと考えています。(続く)


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