金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【GⅠ回顧】 フェブラリーS・ダイヤモンドS・京都牝馬S・小倉大賞典

2021-02-22 06:48:47 | 競馬

 まずは阪神の京都牝馬S。好スタートから絶妙のペースで逃げたイベリスが、そのまま直線でも差を詰められることなく完勝。酒井学騎手の好騎乗だったと思います。2着のギルデッドミラーは追いかける脚を使ってしまい、最後は脚が上がっていました。

 次は府中のダイヤモンドS。好位置から1番人気のオーソリティが押し切るかと思いましたが、中団から長く良い脚を使ったグロンディーズが差し切りました。天皇賞春に向けて良いレースが出来ました。後半1000mを消耗戦に持ち込めれば面白い存在に。

 日曜日の小倉大賞典勝ったのは7歳牡馬のテリトーリアル嬉しい重賞初勝利でした。この2月末で定年を迎える西浦勝一調教師にも良いプレゼントになりました。石川騎手のファインプレーだったと思います。

 

 そしてGⅠフェブラリーS勝ったカフェファラオは、理想的な位置取りから、逃げたエアアルマスを早めに捕まえて、後方から差してくるエアスピネルやワンダーリーゲルを抑え込んで完勝でした。さすがルメールという騎乗でした。1分34秒4の時計は速いものですが、最後方からの追込みが効くほどのハイペースではなく、少なくとも4~5番手くらいにはいないと厳しい展開だったと思います。

 これでカフェファラオは、新たなダートチャンピオンになった訳ですが、ワンターンの府中1600mだけでなく、コーナー4つのダートGⅠ、特に大井の2000mでの実績が、真のチャンピオン就任には必要な条件になりそう。夏の帝王賞が楽しみです。

 

 おまけで、3歳ダートのリステッド競走のヒアシンスS勝ったのはペルーサ産駒ラペルーズ。後方から見事に差し切りました。勝ちタイム1分36秒8も、上りタイム35秒0も立派の一言。中山1800mでも府中1600mでも強さを見せましたので、現時点で3歳ダートNO.1と言って良いのではないでしょうか。2着に逃げ粘ったトランセンド産駒プロバーティオも立派でした。単なるダート短距離路線の馬ではありません。個人的には、これでペルーサの種牡馬復活に繋がらないかと期待しています。


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