まず中京の日経新春杯。このレース名を聞くと、つい40数年前の悲劇を思い出してしまうのは、年を取った証拠ですね。
人気は武豊騎手の⑩アドマイヤビルゴ。ただ値段が高い馬というだけでなく、故 近藤利一オーナーが、過去の武騎手との確執を超えて、「調教だけでも良いので、ぜひ豊君に乗って貰いたい。感触がディープそのものなのか、違いは何なのかを聞いてみたい」と懇願していたエピソードが紹介されたりしたので、俄然注目を集めています。武騎手は多くを語りませんが、故 近藤オーナーが「ディープの再来か」と期待した遺志を大切にしながら、このアドマイヤビルゴに乗った時は、一つ一つ、何かを教えながらの丁寧な騎乗。急がず、大事に、GⅠ級の馬へ育てようとする武騎手の意志が感じられます。
⑩アドマイヤビルゴにとっては、ここの勝ち負けよりも、何を学ぶかというレース。私としては、3番手評価くらいにして、レース振りを見たいと思います。
私の本命は、7歳馬①ダイワギャグニー。闘ってきた相手も実績も違い過ぎます。2番手には、中京巧者の③サトノソルタス。内枠を引いたので、得意の好位からの差し競馬が出来ると思います。4番手以下は、⑨ヴェロックス、④サンレイポケット、⑧サトノインプレッサ、⑪クラージュゲリエ。
馬券は、①③から2頭軸の三連単20点 ①③⇒①③⇔⑩⑨④⑧⑪ で。
次は3歳重賞の京成杯。先週の3歳重賞は、モーリス産駒とキズナ産駒が勝利。この時期の3歳重賞は、キレキレのトップ級は出てこないので、競り合いが強い、根性のある産駒が穴をあけてくれます。ここは、モーリス産駒2頭の②タイソウと⑥テンバガー、キズナ産駒2頭の⑨アクセルと⑪ラカン、ルーラーシップ産駒の⑫ディクテイター、の根性が持ち味の5頭BOX馬券で。馬連BOX②⑥⑨⑪⑫を厚めに。三連複BOX②⑥⑨⑪⑫も少々。