普段の私は、「在宅勤務」で自宅の部屋に籠るか、あるいは「車で出社」して、会社の個室に籠るか(打ち合わせや会議、顧客との会話でも、すべてZOOMかWebexなので、常に部屋に籠り切りです)なので、首都東京の実際の様子を肉眼で見ることは殆どありません。
しかし、昨日は、事情をお話したとおり、都心部のK病院まで電車で出かけたので、久しぶりに首都東京の状況を、この眼で確認することが出来ました。
はっきり言って、昨年の4月5月のゴーストタウン状態とは全く異なっております。人の動きは普段どおりで、むしろ何も変わっていません。これが「緊急事態宣言」下の都市? という感じ。
まぁ、「経済は止めるな!」「ただし、飲食の現場が感染の温床なので、そこを徹底的に止める!」という緊急事態宣言なので、当然と言えば当然の状況。
これで1か月後に、感染者数の推移が下方に向くことができれば、これはこれで凄い快挙だと思いますが、そんな具合に実現できるかどうか?
今回の1都3県の緊急事態宣言は、壮大な、国家レベルの実験だと思います。上手く行けば、世界に広がるコロナ対処モデルになりますし、失敗すれば、菅政権が吹っ飛ぶくらいのインパクトがあります。次の国家政権を狙う人が東京都知事をやっているというリスクファクターが気になりますが、ここからの感染者数の推移は、政権支持率とパラレルになるので日々注目です。
このまま感染爆発が続くのか? はたまた、第三波が見事に収束するのか?
実務のリーダーである菅総理が、政権の命運を懸けて取り組みます。それを、石破さんも、立憲民主も、東京都知事も、高みの見物で見守るという図式(東京都知事だけは当事者なので「高みの見物」では困るのですが‥)。
国家レベルの壮大な実験は、壮大な政治ショーでもあるようですね。