しばらく競馬の話ばかりしてきましたので、本日は、久しぶりに将棋をテーマにいたします。
12月23日に行われた「棋士編入試験五番勝負」の第2局、結果は、プロの試験官である出口四段の勝ちで、これで折田アマは1勝1敗となりました。序盤から許したリードを挽回しようと最後まで粘り強く指しましたが、力及ばず。完敗でした。
この棋士編入試験に挑戦している折田翔吾アマ30歳ですが、前にも申し上げたとおり、元奨励会の三段リーグ経験者です。孤独で厳しいプロの世界を、しかも一度挫折したその世界を、それでも目指すその姿勢に、熱い想いを覚えずにはいられません。この編入試験に通ったとしても、自分より遥かに才能あふれる天才たちが集う世界で、彼らと日々勝負する生き方を選択するというのは、「将棋が好きである」という理由以外にあり得ません。将棋YouTuberとしても有名な折田アマですが、それだけ将棋に対する熱意が溢れているということなのでしょう。
年初の将棋界では、渡辺明三冠と広瀬前竜王による王将戦七番勝負が注目されていますが、自分が最も気になっているのが、むしろ、この棋士編入試験五番勝負です。第3局は来年の1月27日です。注目いたしましょう!