金融マーケットと馬に関する説法話

普段は資産運用ビジネスに身を置きながら、週末は競馬に明け暮れる老紳士の説法話であります。

【将棋】 豊島名人、竜王位を奪取!

2019-12-10 07:31:38 | 将棋

 12月6日・7日に行われた竜王戦第5局は、豊島名人が143手の大激戦を制して4勝1敗となり、竜王位の奪取に成功いたしました。

 これで将棋界の二大タイトルを独占したことになり、竜王・名人の独占は、将棋界史上、谷川・羽生・森内に続く4人目で、ちなみに前3名は、全て永世名人の資格を保持する将棋界のレジェンドたちです。

 豊島名人は、今年度に名人位を獲得したあと、棋聖位・王位の防衛に失敗、ここでまた竜王位を獲得したことで、将棋界の天下布武の道が再スタートした形。以前にも書きましたが、竜王・名人の独占と言えば、織田信長で言えば、将軍義昭を擁して京都に上洛したぐらいの価値があります。

 このまま天下統一など許すまいと、全国の戦国大名が織田信長を目の敵としたように、これからが天下布武へ向けての本番の闘いとなるでしょう。特に、戦国最強と言われた武田信玄に例えられるのが、現役最強の渡辺明三冠。A級順位戦で快進撃を続ける渡辺三冠が、このままいけば来年の挑戦者となり、名人戦がこの二人の激突の場となります。

 将棋ファンにとっては、今から、来年の春が待ち遠しい限りです。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする