12月も中旬を過ぎると、もう仕事のことは忘れて(とは言っても、10月以降、マーケットに関しては一貫してロングなので、業績は全く順調でして、そろそろ一回ポジションを閉じ始めております‥)、すでに頭の中は有馬記念のことで一杯になっております。
最近の有馬記念は、ジャパンカップ組が出なかったり、香港組・凱旋門賞組が回避したり、少し寂しいメンバーになることが多かったのですが、今年は、春秋の天皇賞馬、ジャパンカップ馬、菊花賞馬、夏のグランプリホースで豪州コックスプレートを勝った馬など、海外遠征組も加わって、とにかく豪華メンバーとなりました。
その中でも、アーモンドアイが参戦したことで、このレースが事実上、2019年の年度代表馬を決める競馬になりました。最強馬であるアーモンドアイが勝てば文句なしですが、ここでリスグラシューが勝てば、海外を含めGⅠを3つ勝つことになりますので彼女に票が集まる気が致します。また、春の天皇賞馬フィエールマンが、ここで強い勝ち方をすれば、フィエールマンにもチャンスがあります。
とは言っても、アーモンドアイが普通の状態で出てくれば、負けるとは思えませんが、だからこそ、他陣営は、すべての馬がアーモンドアイを負かすつもりでレースプランを練ってくると思います。すなわち、ゆったりしたペースでのよーいドン、みたいな展開には絶対にならず、有馬記念始まって以来の、消耗戦に持ち込まれる可能性が結構大きいということ。
引退レースのアエロリットがどこまで無理をするかは分かりませんが、クロコスミアやスティッフェリオは果敢に前半を引っ張ると思いますし、それを引き継ぐキセキも、最後の1000mを疾風の如く走り切るような激しい仕掛けをしてくると思います。こうした消耗戦は、朝日杯を見るとおり、前々にいないと闘いにすら参加できないことになりますが、あんまり激しすぎると、前にいる馬が全て消えてしまうような事態もあり得ます。そうなると、「あっと驚くダイユウサク!」みたいなことも起こり得る訳です。
さて、人気はアーモンドアイ本命で一本被りになると思いますので、自分の予想はかなりヒネったものにしたいと思います。なお、明日は、しつこいようですが、アーモンドアイの有馬出走に対するウンチク話を重ねたいと思います。