豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

BLUE GIANT

2023年10月29日 | 映画・演劇

昨年秋、実家に帰ったらこのコミックスがあった。

弟が買い集めていたもので、読んでみると、むっちゃ面白くてむさぼるように読んだ!というものではなかったが、

ジワジワ面白くなっていった。

面白くなってくると、音が聞きたくなるなーと思っていたら、今年の2月に公開予定。

良かったー!、と安心していたら、なかなか時間が取れず見逃した。

そして、春。弟が急逝。

そのショックでしばらく漫画も映画も興味がわかなかったが、

今日たまたま見た映画スケジュールでアンコール上映されているのを知り、見に行った。

とても良かった。

特に演奏が素晴らしく良く、ライブ感もあり、映画を見ながらライブハウスにも行った感覚だった。

それほどシーンの映像も臨場感があった。

3人の個性や成長の過程、それを見守る人たちもいい感じに組み込まれていて、

これぞ「君たちはどう生きるか」だと思った。

この映画に引き合わせてくれた弟に感謝。


劇団四季 アナと雪の女王

2023年10月15日 | 映画・演劇

月1回くらい会議で東京に行く機会がある。

せっかく東京に行くのに、会議だけでは味気ない…と思って前泊して劇団四季の『アナと雪の女王』を見た。

劇場の位置はJR浜松町駅から徒歩10分くらい。

開演までまだ2時間くらいあったので、まずは近くに予約していたホテルに行って、荷物を置き、一風呂浴びてから向かった。

 

連休明けの平日夜だからか、人は少ない。

でも……

自分の席から撮った舞台。これだけ撮影が許可されている。

チケットを予約したのが4,5日前だったから仕方がないが、やはり真ん中のいい席は埋まっていた。

四季ファンに言わせれば「当たり前!」なのかもしれないが。

そして、内容は……。

映画の方が面白かった。

が、映画にはないリアルの迫力に圧倒された。

特にダンスがいい。

あとは舞台の仕掛けが凝っていた。

テレビでここを推しポイントにしていたので、惹かれて見に行ったのだが、想像以上にいろんなサプライズがあった。

前の席に幼児が2人居て、とても喜んでノリノリだったのも微笑ましくて良かった。

内容で一番驚いたのは、Let it go の歌詞。

これまで耳になじんできた訳のものと違って、四季バージョンはもっとエルサの繊細な本音を吐露するものになっていた。

遅ればせながら、これを聞いてようやくこのお話の真髄がわかった。やっぱり鈍いなー、私。

 


シアター・キャンプ

2023年10月09日 | 映画・演劇

街に出かけるついでにちょっと軽いのを観てこようと思って探していたら、ちょうど良さげだったのがこれ。

上映時間95分というのもお手頃だ。

内容は、夏休みに子どもたちを集めて合宿しながらミュージカルを作り上げる、というもの。

そのスクールの運営会社(?団体?)が経営難に陥っており、さらにこのスクールに情熱をささげている責任者が危篤状態になり、息子がしぶしぶ経営改善に乗り出すのだが、なかなかうまくいかず、状況はさらに悪化していく。

講師の人間関係も施設設備もトラブル続きでもう大変。

なのだが、そんな中でも歌や演技やダンスのレッスンに、ひたむきに取り組む子どもたちがけなげでかわいい。

大人も子どももクセが強くて純粋で、ハラハラするけどその分最後はハッピー💛

こういうスクールがアメリカで人気らしい。

日本でもあればいいのに。

あ、そういえば障がい者の作業所で、吉本新喜劇風のドタバタ劇を指導しているところがあったなー。

できないことはないか。

情熱のある講師がいたら何とかなる。あとは場所か。