「ご縁」というタイトルで紹介した「書」の青年に先日お会いした。
http://blog.goo.ne.jp/aratakorin1/d/20100202
今も母親は、時々、食べ物を差し入れているらしい。
この日も、よもぎモチを作ったので、一緒に持って行って、息子に一筆書いてもらった。
息子の名前を伝えると、青年は「そうかぁ…」と名前をつぶやきながら準備をし、息子とクッと目を合わせると、紙に向かった。
まず、大きく息子の名前を書いて、その下に息子を見ていてひらめいた言葉を書いていく。
『生き生きと、心躍ること、どんどんやってみよう。
毎日毎日が宝いっぱいの、素敵な日。
心に感じるまま 一日一日を楽しんで。』
ちっともじっとしていないチョロチョロ息子の応援歌のできあがり。
ハッハッハ…ピッタリ。なんだか嬉しい。
この書を渡してくれる時、青年は息子の頭をなでながら「エネルギーいっぱいやもんな。いっぱい動かんと、夜寝れーへんもんな」とも言ってくれ、その言葉にちょっと目からうろこだった。
この青年の書、なかなか繁盛しているらしい。自分の名前と人となりから感じたインスピレーションをもとに、ポジティブな言葉を書いてくれる。
私も書いてほしかったが、他にも待っている人がいたので、遠慮した。
おかげ横丁から神宮側に100メートルほど行ったところの軒下で、店開きをしている。値段は心付け。
「自分の評価は他人がきめる
自慢してみても値打ちは上がらぬ」
今日で終わりの3月の標語。
それはそれでその通り。
でも、自分の存在を暗に肯定してくれる言葉かけは、いくつになっても嬉しいよね。