豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

子どもへのまなざし

2012年03月22日 | 
残業を終えて9時半頃帰宅。
夫と息子が珍しく早く寝てくれたので、ちょっと本を読もうっと。
児童精神科医・佐々木正美さんの『子どもへのまなざし』(福音館書店発行)
2ヶ月ほど前に購入したけど、持ち歩くには少し重く、家ではなかなか読むひまがなくて、ようやく一昨日から読み始めた。
子育てと発達心理学という切り口から、わかりやすい言葉で社会の病理を分析&解説していて、その一つひとつにものすご~く納得し、幼児期の子育ての重要性を改めてずっしり感じさせてくれる本。
山脇百合子さんの絵とちょっと懐かしいギンガムチェックのカバーの装丁も素敵な永久保存版の一冊。
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正しいことを言うときは

2012年03月04日 | 日記

二人が睦まじくいるためには

○○○○愚かでいるほうがいい

○○○○立派過ぎないほうがいい

○○○立派過ぎることは

○○○○長持ちしないことだと

○○○○気づいているほうがいい

○○○完璧をめざさないほうがいい


○○○完璧なんて不自然なことだと

○○○うそぶいているほうがいい

○○二人のうち どちらかが

○○○ふざけているほうがいい

○○○ずっこけているほうがいい

○○互いに非難することがあっても

○○○非難できる資格が自分にあったかどうか

○○○あとで疑わしくなるほうがいい

○○正しいことを言うときは

○○○少しひかえめにするほうがいい

○○正しいことを言うときは

○○○相手を傷つけやすいものだと

○○○気づいているほうがいい

○○立派でありたいとか

○○○正しくありたいとかいう

○○○無理な緊張には色目を使わず

○○○ゆったりゆたかに

○○○光を浴びているほうがいい

○○健康で風に吹かれながら

○○○生きていることのなつかしさに

○○○ふと胸が熱くなる

○○○そんな日があってもいい

○○そしてなぜ 胸が熱くなるのか

○○○黙っていてもふたりには

○○○わかるのであってほしい

 

私たちの結婚式で、知り合いが贈ってくれた、吉野弘さんの詩『祝婚歌』。

 

なぜ、今、この詩か?

先週の土曜日、飲みに行った夫が12時を過ぎてもなかなか帰ってこない。

翌日はハードそうな撮影が入っているというのに。

ケータイにも出ない。

一緒に飲みに行っているメンバーにメールして尋ねると、9時にお開きになって帰ったとのこと。

30分ほど待ったが帰ってこないので、寒いけど駅まで探しに行くか、と準備をしかけたところに帰ってきた。

何をしていたのか尋ねても答えず、歯を磨いて寝てしまった夫。

腹立たしいが、とにかく無事帰ってきたのでこちらも寝ることに。

翌日、問い詰めると「駅のホームで寝てましたー!」と白状して、私の雷が落ちる前にサッサと仕事に出て行った。

地下の駅だから吹きさらしではないとはいえ、まだまだ寒いのに3時間近くも寝とったんか!

ったく!!!!と怒りながらネットをしていたら、久しぶりにこの詩を見つけ

「ふたりのうち どちらかが ずっこけているほうがいい」に笑ってしまい、怒りがどこかに行ってしまった。

すごいね。言葉の力って。(でも、二人ともずっこけてるも「有り」?)

夕方、仕事を終えて、おそらく勇気を出して無理に明るい調子で帰ってきた夫は、

私の機嫌が悪くなかったので、妙に落ち着かない様子だった。

 

 

 



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