春先からなんとなく気持ちが落ち込みがちだった。
そして連休後あたりから、昼から夜にかけて前頭葉あたりがしめつけられるような症状が出始め、不安を抱えるようにもなった。
ドライブをしたり、映画をみたり、歌を歌ったり、友達とランチをしたり、自然散策をしたり、それなりに楽しみもあるけど、終わるとズーンと暗くなる。
昨年の5月以降、家のリフォームと引っ越し、転職、車の購入など、怒涛のように様々な変化を起こし、突っ走ってきたからその疲れが出たのだろう。
加えて、中学生になった息子への対応がだんだん難しくなってきたし……
人の困りごとを聴く仕事柄、うつの気持ちを自分が時々感じることもいい経験…
等々、理由を解明しようとしたり、暗いなかでもポジティブ思考でこの状況を受け入れようとしたりしていたが、
続くとちょっと苦しくなってきた。
若いときなら、ワンワン大泣きすることもできたが、なかなかそういう発散ができるほど気持ちも高ぶらない。
『その女、ジルバ』を読んで、ホロホロ泣いたくらい。
ある時ふと「これは更年期うつ、か?」と思い、チェックリストで確認したら、結構当てはまった。
「あぁ、そういう時期か。精神面でトンネルに入ったのか。じゃあ、仕方ない」
そう思ったらちょっと気持ちが楽になり、そのあたりから前頭葉しめつけ感も薄らいでいった。
できるだけ睡眠時間を確保し、明るいうちは体を動かす…という努力はしつつ、まあ普通に暮らしている。
(写真は、GWに里帰りした時に行った志摩の宿と海。入り江に面していて、とても心地良い場所でした)