豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

更年期うつ

2019年06月23日 | 日記

春先からなんとなく気持ちが落ち込みがちだった。

そして連休後あたりから、昼から夜にかけて前頭葉あたりがしめつけられるような症状が出始め、不安を抱えるようにもなった。

ドライブをしたり、映画をみたり、歌を歌ったり、友達とランチをしたり、自然散策をしたり、それなりに楽しみもあるけど、終わるとズーンと暗くなる。

昨年の5月以降、家のリフォームと引っ越し、転職、車の購入など、怒涛のように様々な変化を起こし、突っ走ってきたからその疲れが出たのだろう。

加えて、中学生になった息子への対応がだんだん難しくなってきたし……

人の困りごとを聴く仕事柄、うつの気持ちを自分が時々感じることもいい経験…

等々、理由を解明しようとしたり、暗いなかでもポジティブ思考でこの状況を受け入れようとしたりしていたが、

続くとちょっと苦しくなってきた。

若いときなら、ワンワン大泣きすることもできたが、なかなかそういう発散ができるほど気持ちも高ぶらない。

『その女、ジルバ』を読んで、ホロホロ泣いたくらい。

ある時ふと「これは更年期うつ、か?」と思い、チェックリストで確認したら、結構当てはまった。

「あぁ、そういう時期か。精神面でトンネルに入ったのか。じゃあ、仕方ない」

そう思ったらちょっと気持ちが楽になり、そのあたりから前頭葉しめつけ感も薄らいでいった。

できるだけ睡眠時間を確保し、明るいうちは体を動かす…という努力はしつつ、まあ普通に暮らしている。

(写真は、GWに里帰りした時に行った志摩の宿と海。入り江に面していて、とても心地良い場所でした)

 

 

 


善峯寺 あじさい苑

2019年06月17日 | 名所

日曜の午後、雨が降ってやんだ。

時間は午後3時半。

そうだ!今から善峯寺に行こう!

そういえばあじさい苑があって、結婚前にも見に行ったことあったよなー、

でもどんなんだったっけ? 忘れてもーた。

まあ、きれいなことは確かなはず…。

で、行きましたー。

広ー!

すごい数!

むっちゃきれい!

自宅から車で15分のところに、こんな名所があったとは!

ってか、こんな名所を忘れていたとは!

ここからは京都市を一望でき、その眺めも最高!

なんか、いろいろ驚いて、儲けた気分になりました。

 


その女 ジルバ

2019年06月08日 | 

昨年の引っ越しを機に断捨離をして、

マンガはもう買わないと決めた!

のに買ってしまった。

有間しのぶ著 小学館発行『その女 ジルバ』。

全5巻。

まず試しにと1,2巻を買い、

少し日をあけて、3巻以降を買おうとしたが、3つの大きな書店で品切れだった。

結局1,2巻を買ったあまり大きくない書店で、3巻目以降をゲット。

マンガ大賞を取り、新聞でよく紹介されていたから目についたのだが、

ここ数年、大賞を取ったマンガでもあまり興味をそそられることはなく、

今回、食指が動いたのは、ホント久しぶり。

そして例のごとく一気読み!

主人公は私よりも一回りも若い40歳の独身女性。

デパートの売り場から倉庫へ異動になり、日々の暮らしにも未来にも希望を持てない毎日を送っている。

そんな状況を打破したい&経済的な理由から「求むホステス 40歳以上」のチラシに飛びつき、

バーのホステスに。

そこのホステスさんは皆高齢者で辛い過去を持っているが、

そのバイタリティと優しさとバーの居心地の良さに、主人公は癒され元気になっていく…。

と、ザクッと言えばこんな話。

だが、物語の根底に戦時下と戦後のブラジル移民の歴史が据えられていて、

その壮絶さを全く知らなかったので驚いた。

20代半ばに初めて沖縄に行ったとき、

沖縄戦の凄まじさの一端を知ってショックを受けたが、

それに匹敵する衝撃だった。

知らないって、ホント、罪なことだとつくづく思う。

知ったところで何かたいそうなことができるわけではないが、

戦争にはしつこく反対し、デマには注意したいと思う。

そして、高齢者の話に、丁寧に耳を傾けていきたい。