豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

反戦歌

2010年04月28日 | 映画・演劇

ジョニィが来たなら伝えてよ。2時間待ってたと…

ペドロ&カプリシャスが歌い大ヒットした『ジョニィへの伝言』。

この歌のジョニィは、なぜ来られなかったのか?

先日、出張時に東京で見たテレビ番組で、その謎に仮説を立てていた。

そんなこと考えたこともなかった。

というかこの女性がふられたのだろうと、私は単純に思いこんでいた。

ところがその仮説は深かった。

「ジョニィは戦場へ行った」からだと言うのである。

↑これはとても有名な映画だから多くの人が知っていると思う。

私も20年近く前にビデオを借りて見た。

戦場へ行ったジョニーが、被弾と手術で目、耳、鼻、口、手、足を奪われ、病院で隔離されて生きる。最初は自分のその状態がわからなかったジョニーは、看護婦の助けも借りて少しずつ状況を把握し絶望に陥る。頭でモールス信号を打電し、「この姿を人目にさらすか、もしくは殺してくれ…」と頼むが…。

という話。

作詞した阿久悠は、かなりの映画ファン。だから、この映画をヒントにあの歌を作ったのではないかということだった。

そして、ジョニィからの返事は、『五番街のマリーへ』。

五番街へ行ったならば、マリーの家へ行き

 どんな暮らししているのか 見てきてほしい

『ジョニーは戦場へ…』の、ジョニーの恋人の名はカリーン。

同じではないが似ている。

この歌も、「なぜ自分で会いに行かないのか」というところは暗黙の了解のように、

昔、かなり泣かせた=浮気?もしくは金銭問題?、と思っていた。

それが、動ける体ではなかったとしたら…。

上の話は、作詞家本人が言っていたわけではなく、確証はないらしいが、阿久悠ならやりそうな仕掛けだ。

ちょっと悲しくて、でも美しい情景が目に浮かぶ恋の歌。その真相を考えたとき、戦争のむごさを知る。

ギャップが激しい分、ショックが大きくて、ストレートな反戦歌より強いメッセージが伝わってくる。

ビジネスホテルのベッドで大泣きしてしまった。


ケータイ

2010年04月27日 | 日記

先日、出張の帰り、新幹線でケータイをいじっていて、降りるときそのまま座席に置いてきてしまった。

「携帯電話や傘などお忘れにならないよう…」という社内アナウンスを聴きながら、「ケータイの忘れものも多いんやねー」と思いながらである。

どうしようもない、って感じやねー。

新幹線を下りるとき、何だか後ろ髪ひかれる思いがし、ホームの階段を降りながらバッグを確認。「あれ?…ない?…ない!」

「しまった!」と思ったが「あれがないと困る!」とは思わなかった。

実際、困るのだが、心のどこかで、しばりが解けたような、ホッとしている自分がいた。

&買ったとき、すぐにケータイを買い替える最近の風潮を嘆き「私は5年は使うぞ!」と思っていたのに、「次はどんなのにしようかなー」とわくわくしている自分も。

「あかん、あかん、こんなことでは!」と、ケータイがなくなった不便さをいろいろと考えてみる。

一番に思ったのは「息子が赤ちゃんの時撮った写真データがなくなるのは残念」。

次が「真田紐の渋いストラップが気に入っていたのに…」。

3番目が「そうだ!今の時期にケータイ屋さんに行くと、新人が対応してくれるんよねー。これが手際が悪くて、イライラするんよねー。まいったなー」。

だった。

他、「ケータイ会社に使用ストップの連絡するのが面倒」、「時計代わりだったのに」など。

主要な機能である電話やメールができなくなることへのあせりが、あまりない。

働き者で、これといった欠点のないつれあいを裏切って、若い子に惹かれているような気持ちだ。自分の知らない自分の本心を見たような気がした。

でも放っておくわけにはいかないし、家に帰ってJRの忘れ物係(050-3772-3910)に電話。乗っていた新幹線の号数と車両番号と席番、それにケータイの特徴や番号を言うと、調べてくれてすぐに見つかった。

終点が新大阪の列車に乗ったから、早く見つかったのだとも思う。これからは、新大阪行きのに乗ろう。

そして、着払いの宅急便で無事、ケータイが手元に。

喜ぶべきなのだが、このケータイへの自分の気持ちがわかったので、なんか後ろめたいような複雑な気持ちだ。

 

 


2010年04月23日 | 子ども
今はあまりやらなくなったが、息子は一時期、トイレでウンチをするといちいちその形を何かに例えて報告してくれた。
今日のはお団子
今日のは羊
今日のはお化け
などなど。
どれも例えがピッタリ!なので、用を足し終えた息子に呼ばれてお尻を拭きに行くのが楽しみだった。
中でも息子が一番よく例えに使ったのが「新幹線」
ただ「新幹線みたい」と言うのではなく、端っこのすぼまり具合の角度によって、今日は0系、300系、500系…と、例え分ける。
それに感心しながら、「引退しちゃったねぇ。サヨナラ~」とか言って見送って(流して)いた。
「そう言えば700系の時もあったなあ。どうしてあんな形になったんやろ?」
今、東京に向かう700系に乗りながら、クスクス思い出し笑いをしている。

ハイジ②

2010年04月18日 | 子ども

とうとう、ハイジがフランクフルトに連れていかれてしまった。

おんじもペーターの家も、ショックで灯りが消えたようになってしまっている。

①で「デーテおばさんと和解」と書いたが、この回のやり方はちょっとどうよという気がする。まるで拉致。

先日、夫と自分は登場人物の中の誰に近いか、という話をした。

息子がハイジというのは一致。

夫「僕は、おんじかな?」

私「えー、やめてー。私、おんじ好きやのに」

夫「どういう意味やねん」

私「ようしゃべるおんじなんて、おんじじゃない!私、何かな?」

夫「決まってるやん、デーテおばさん!子どもをあちこち預けて働きに行って、最後はおんじに押しつけてくとこなんか、はまりすぎ!」

大笑いする夫を前に、悔しいけど言い返せなかった。

でも、デーテおばさんがハイジを山に連れて行かなかったら、おんじやペーターはハイジに会えなかったし、フランクフルトに連れて行かなかったらクララとの出会いもなかったんだよー。

そしてその人たちは……、

辺境の地に暮らす心に傷らしきものを抱えた偏屈な老人、視覚障害者、肢体不自由者、貧困家庭の学習障害者…

と、社会(人とのつながり)からちょっと離れたところにいて、寂しさを抱えた人ばかり。

ハイジがその人たちの社会参加をお手伝いし、それによって皆が幸せになっていく物語だったんだなー。

 


ハイジ①

2010年04月15日 | 子ども

今の我が家のマイブームはハイジ。話題になっている低燃費の方ではなく、オリジナルの方。

でもきっかけは、春休みに我が家に遊びにきた甥っこから、「低燃費少女ハイジ」のことを教えてもらったのが始まりだった。

息子とふたり、それにはまって何度も日産のホームページで見た。

息子はセバスチャンの声音や言い回しの真似がなかなか上手い。

私もそれに負けじと芸を磨き、二人で大笑いをしていた(というかまだしている最中)。

でも、母親としては「一緒にバカやっていていいのか?」という気持ちもちょっとあり、また「ちゃんとしたオリジナルを見せねば!」とDVDを借りた。

基本的に1日1話ずつ見て(お休みの日は2話まで)、昨日で13話まで見終わったのだが、いいのよ、これが、サイコーに。

いえ、昔からいいのは知っていたし、だから子どもの時、一生懸命見ていたのだが、親の目で見るとさらにいい!

制作陣の「子どもにとって、本当にいいアニメを作ろう!」という意気込みが随所から感じられる。

テレビアニメ史上初の海外現地調査を行ったのをもとに描かれた美しいアルプスの山々や、スイスの村の様子をはじめ、現地で収録したカウベルの音、音楽担当が自腹で渡航し収録したヨーデルなどなど、まず「本物」がきっちり舞台を支えている。

それに加えて、魅力的な登場人物たち。

ハイジは5歳という設定で、今の息子とほぼ同じくらいだが、なんでも知りたがり、手伝いたがり、落ち着きがない…という5歳児の特徴が、笑えるくらいよーく表れている。

私が好きだったキャラは、アルムおんじ。気難しいが本当は優しくて頭がよく、頼りがいがある。久しぶりにお会いしたら、加えてむっちゃ渋くて惚れなおした。これは多くを占める男性スタッフが理想とする、じいさん像ではないだろうか。

ハイジを山に置いていくデーテおばさんは、子どもの時に見たときは、身勝手な印象を持ったが、今見ると彼女の気持ちや事情もよーくわかり、35年ぶりに彼女と和解したような気になった。

夫が「大好き」というペーターも、読み書きは苦手でも実学に長けた優しい少年だった。

などなど新しい発見をしながら、毎回感動しまくっている。

1日1話だけと言っても、息子は毎回「もう一個見たーい!!見たいいいー」と駄々をこねる。自分も見たいので、基本のお約束を守るのに一苦労だ。

 

 

 

 

 


投票率

2010年04月12日 | 日記

昨日は京都府の知事選だった。

私が選挙でいつも注目しているのは投票率。

昨日は前々から天気が崩れると言われていた。

でも、曇っていたが、雨は降らなかった。

雨が降ると投票率が下がり、晴れても行楽シーズンは投票率が下がる。

じゃあ、今日は絶好の投票日和じゃん!

と思っていたが、結果は41%どまり。

これでも前回より2.65ポイント上がったそうだ。

それでも2番目の低さだけど。

……情けない。

今回、41%の中の6割チョイの票を獲得した人が、京都府知事になった。

府の有権者のおよそ4人に1人の支持。

選挙を形式だけのものにしてしまったツケは、どんな形で返ってくるのか。

それを思うと怖くて、腹立たしい。

 

 


結婚記念日

2010年04月11日 | 食べ物

昨日は結婚記念日。

「夫が忘れていたらショック!」というほど大切に思っている日でもなく、毎年、近づくと「おぉ、そういえばそうやった。もう○年経ったの?早いなー」と思うくらい。

今年もそう。

ただ、これを理由に、去年オープンしてからなかなか行けなかった、知り合いが経営している中華屋さん「888(パパパ)」に、食事をしに行こう、ということになった。

久々に知り合いに会えて嬉しい。

彼女は昨年結婚したばかり。

夫さんにも初めてお目にかかる。

話に聴いていたイメージどおりで、優しくて頼もしそうな人だった。

料理はこだわりがあって、どれも少しずつ凝った工夫をしていて美味しい!

お肉や魚が主のものにも、野菜もたくさん使われているのが嬉しい。

写真は大エビの炒め物のマヨネーズソース和え。(すみません、正式品名は忘れました)

これにもシャキシャキのレンコンや、もっちり里芋が使われていて美味しかったなぁ。

しかも、値段も高くない。(もうちょっと高くてもええんちゃう?と思うくらい)

それらをいただきながら、知り合いが夫婦で息を合わせながら一生懸命働いている姿を見て、「あぁ、夫婦っていいもんだなぁ」と、ちょっとジーンときた。

その「ジーン」の気持ちが、自分たち夫婦の関係にすぐに反映させることができないのが悲しいところなんだけどね…。

美味しいものを食べて、いいものを見せてもらい、いい結婚記念日になった。

ブログを見ている人も、また一度お店に行ってみてください。

場所:枚方市三栗1丁目1-15 京阪御殿山駅から、徒歩5分。

”渚の湯”の向かいです。

http://ameblo.jp/888ten/

 

 

 

 


新年度

2010年04月05日 | 日記

始まって5日目になるが、息子を進級したクラスに預ける今日からが「本格的な始まり」。

もう年中さんか…早いな~。

さてさて、今日は園に持っていくものがたくさんあるから確認せねば。

 「いつでも出来ると思う気持ちは、怠ける心から生じている」

相変わらず痛いことを言ってくれる、カレンダーの標語。

今月のこれは一年の戒めにしよう…。