先日、カラオケに行ったとき、一緒に行った人がこの歌を歌った。
1年B組新八先生の主題歌『重いつばさ』。
この主題歌、かなり好きだった。
この頃、ネクラとか真面目とかが敬遠される傾向にあったので、この歌を好きということは誰にも言わなかったけど。
詩も曲も、この当時の自分の心情に、とにかくぴったりだった。
それから30数年。
久々に真正面から聴いてみて、あらためて心の底から感動。
切ないけど希望がある。
これ以上の青年の応援歌はないと思う。
とにかく詞がいい、と思っていたら、川崎洋の詩だったことも初めて認識した。
川崎洋の詩は、合唱曲『海の記憶』で歌ったことがある。
確か、『最後の象』という作品。
最後の一頭になってしまった象の悲しみを歌った歌で、20代そこそこのときは「は?」だったが、
40歳を過ぎ、同じ時代を生きてきた同世代の存在をしみじみと大切に思うようになってくると同時に、
この詩の内容がじわじわとわかってきた。
透明感があるのに、ずしっとくる詩を作る人。
重いつばさ。岸田敏志のまっすぐな歌もいいね。
http://www.youtube.com/watch?v=32pLEZQmsRg