豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

出張

2010年01月30日 | 日記
一昨日から仕事で関東に来ている。
普段とは違う場所で、いろんな人と出会って、普段とはちょっと違う仕事をするのは、大変だけどいろんな刺激や発見があって楽しい。
でもちょっとホームシック気味。プププ…情けなくて笑える。
明日帰る。
息子に頼まれたお土産=ひよこ饅頭も忘れないようにしなくっちゃ。

大向う

2010年01月27日 | 和物

歌舞伎で役者が見得を切ったときなど、盛り上がった場面になると、上の階の客席から男の声で「中村屋っ!」とか「音羽屋っ!」などと声がかかる。

その「大向う」をやっている人へのインタビュー記事が、ほぼ日刊イトイ新聞に載っていた。

 http://www.1101.com/oomukou/index.html

読んで、大興奮。

「へぇ、会があったんや」

「そこに入るには、基本的にスカウトなんや」

「場の雰囲気や状況をそこまで考えて、声のかけ方を変えたりしてるんや」

読むたびに「へぇ~」がいっぱい。

これらを知っていたら、何かの役に立つ!というような情報ではないけれど、

大向うさんたちの心意気のようなものに、なんだかとても感動し、ワクワクした。

掛け声の種類をいろいろと聞けるのもいい。

久しぶりに楽しいインタビュー記事を読んだ。


脳の本能

2010年01月22日 | 
年末に広告で、構成している7つの章を見て「おやっ?」と思い、買った一冊。
『脳に悪い7つの習慣』

各章のタイトルは次の通り。

①「興味がない」と物事を避けることが多い
②「嫌だ」「疲れた」とグチを言う
③ 言われたことをコツコツやる
④ 常に効率を考えている
⑤ やりたくないのに、我慢して勉強する
⑥ スポーツや絵などの趣味がない
⑦ めったに人をほめない

この中の、③と④にひっかかった。
自分に欠けていて、もっとそうできるよう努力しなければと思っていたことだったので。

買って、開いて、まえがきの小見出しから早速軽いショックを受けた。

「脳トレ」のゲームやドリルで脳を鍛えることはできない。

あら、そうなの?
時々、ボケ防止に、このパソコンに入ってる計算ドリルのソフトやっとるがな。
(ブログ始めてからご無沙汰やけど)

筆者・林成之氏は、日本大学総合科学研究科教授。
脳神経外科がご専門のよう。
脳の働きをうまく行動につなげるためのノウハウを書いた著書を何冊か出している。

内容はごくごく簡単に説明すると、
脳神経細胞が持つ本能は「生きたい」「知りたい」「仲間になりたい」の3つ。
なので、これを阻害する考えや行動は脳に悪いんですよ、と言っている。

脳の本能を阻害する考えや行動というのは、マイナス思考や無関心、それと「自分だけが良ければいい」という利己的な考えとのこと。

仕事などが終了間近になってきたとき「もうすぐ終わりだ」と思ったり、「だいたいわかった」と思ってしまうのも、それ以上の思考がストップしてしまうので、NGなのだそうです。
なんか、思い当たることあるわ。

あと「グチ」は、自分で言っても、人が言うのを聞いても、
脳のパフォーマンスを落とす悪い影響しかないとのことや、
「人を嫌って得することは何もない」
ということの説明などの部分は、
これまでのいろいろを思い起こして、
「なるほどなー、こういうことだったんだー」と合点合点。

この本でいいと言われていること、悪いと言われていることは、8割方宗教の教えとも合致する。
宗教の教えって、脳科学の観点からも正しかったんやねー。

脳のしくみがわかりやすくコンパクトにまとめられているので、ちょっと食い足りないところもあるけど、
生きやすさにつながる本です。





誕生日part2

2010年01月21日 | 日記
そして、今日は夫のン歳の誕生日。
昨日、彼のお気に入りの居酒屋「ほんわか」で、一日早い誕生パーティをした。

席数全部で25ほどの、こじんまりとしたお店。
おしゃれでも今風でもないけど、落ちつけて、旬の素材を使った肴も美味しい。

家族で行ったのは、これで2回目。
昨日は店長がお休みで残念だった。
前は、祗園祭りの宵山の日に、鉾を見た帰りに寄った。
店長は、
「ソーセージが食べたい」と言う息子に、
「そんなしゃらくさいもんはない!子どもは枝豆食べとき!」と一喝。
そして、美味しい丹波の黒豆の枝豆を出してくれた。

息子は昨日、さっそく枝豆を頼んでいたが、今の時期はないのよね。
そういうところもいい。

あ、主役が居酒屋になってしまった。

今日の本当の主役は、朝からお抹茶を立てて、羊羹と一緒に出してくれました。
美味しかったです。

誕生日

2010年01月19日 | 子ども
今日は息子の誕生日。
上は生まれて3日後の写真。
体重3045グラム、身長49・5センチ。

4年前の16日の朝に産気づき、それから3日半。
なんだかんだと苦しんで、でも時々陣痛が遠のいて、
「ホントに生まれるんかいな?」と不安になりかけたりしながらも、
なんとか無事に生まれてくれた。

ちょっと大変だったけど、その分、生まれた後の嬉しさと言ったら…もう…。
後光が射して見えるくらいかわいくて、
夜の授乳のあと、授乳室から自室に戻る時、廊下で
「うぉーっ、かわいいぞー!!」
と叫びそうになるのをなんとかこらえたことがあったっけ。
泣き声も、産声の第一声で、バチッと脳にインプット。
他の子の声と混ざっていても、どんなに微かな音量でも、息子の泣き声は聞き分けられて、ハズしたことがなかった。
恐るべし、ママホルモン。

あれから4年。
体重14キロ、身長100センチ。
最近、後姿を見ながら大きくなったなぁとしみじみ思う。
これからもっと大きくなるんやねー。
元気に明るく育ってほしい。









子どもの預け先

2010年01月16日 | 子ども
今日は仕事。
神戸で一日取材。
パパもなんだかんだと家でする仕事がたまっているので、子どもは保育園に預ける。

土曜保育は希望者のみで、事前に申請しなければならない。
去年までは、その週の水曜の朝までだったが、今は、職場で書いてもらった「来月はこの日に土曜出勤をします」という証明書を、前月の月末までに園に提出しなければならない。
そのうえでさらに、土曜日に預ける週の水曜日にもう一度、申請用紙に記入する。

保育園も保育士さんの出勤ローテを組むために、早めに大まかでも希望者の人数を把握したいよなー、という事情はとてもわかる。
でも、私の仕事は、急に土日にも入ることがあり、前月の月末に出した証明書どおりにいかないこともある。
今日がそうで、今週の火曜日に仕事が決定したので、職場で新しい証明書を書いてもらってぎりぎり水曜日の朝に再提出した。

すんなり受け取ってもらえたが、変更の届けが木、金あたりになると、ちょっと渋い顔をされる。

このやりとりがちょっとした心理的負担で、愚痴が出る時もあるが、保育園の存在は大助かり。
保育園に育ててもらっていると言っても過言ではないくらい、生活習慣、礼儀、その他、身につけてもらっている。

保育園が開いていない時の助っ人は、あらかじめ私の出張が分かっているときは、実家の母。
やや急で、預けたい時間も長くても半日くらいの時は、ファミリーサポートや、近所の知り合いのおばさんにお願いしている。

先日、当日になってどうしても夕方のお迎えに間に合わず、近所のおばさんにお願いした。
仕事を終えて、その家に迎えに行くと、息子はそのうちのご主人の夕飯のおかずだったチヌ(クロダイ)の刺身を横からつまんでいた。
息子は刺身が大好き。
ご主人はその様子を目を細めて見ておられたけど、こちらは「ひょえー」と恐縮もんでした。

これまで預かってくれたどの方も、みんな良くしてくれて、ホントにホントに助かっている。

「人は恩恵に包まれて生きている
  恩を感じるところに人生がある」

2010年1月の標語でした。




振袖考

2010年01月12日 | 和物
三連休は、子どもを連れて姉と誘い合わせて、再び伊勢の実家に帰った。
10日には伊勢神宮に初詣に。

ここで、何人かの振袖姿の新成人とすれ違ったんだけど…。
うーん…

はっきり言って、一人もまともな振袖姿はいなかった。
一人も。

まず、ヘアスタイルがゴテゴテと飾りすぎ。
しかも、絶対一本か二本、斜め前方に長く垂らしている。
あれは何だ? まったく、じゃまくさい。
逆毛も付け毛もボリュームありすぎやし。

着物は着こなしで決まるので
どうしてもバランスの悪い方(ヘアスタイル)に気をとられてしまい、
肝心の着物になかなか目がいかない。
そこを誰に頼まれたわけでもないが、頑張って単体で見る。
パッと見、奇麗だけど、色が軽くて光りすぎのような気がする。
日本の色には、落ち着いた深いいい色がたくさんあるのになぁ。

その年の成人の振袖に対する批判って、かなり前からあり、
20年ほど前に大正浪漫柄が流行った時にも、
「古臭い」とか
「色が汚い」
と非難されていた。

数年前からは、蛍光色っぽいピンクや緑色が入り始めてやたら明るくなり、
最初は「品がない」と非難する人もいたが、今やそれが定番になりつつある。

でも、それらの振袖をデザインして作っているのって大人だし、
なんだかなんだかなーと思うヘアスタイルも、美容院にあるヘアカタログから選んだりしているのだ。
そう思うと非は大人の関係者にある。

そんなことをプリプリ思っていたら、
宇治橋を渡っていた時、髪の毛をミニーマウスの耳のように膨らませた振袖姿の新成人とすれ違った。
しかも、髪の色は紫とピンク。
振袖は暗い紫だったような気がするが、こちらもヘアスタイルに目が釘付けになってしまい、あまり覚えていない。
文句なし、悪目立ちナンバーワン!
彼女とすれ違った人は皆、夕餉の話題にしたはずだ。

でも、この人の出現で、
「あ、今、成人式の振袖というものは、正装や晴着ではなくてコスプレなんだなー」と思った。
そう思ってみると、これらの着こなしに妙に納得。
まず、「目立つ」ことが大事で、つぎに「かわいい」か?
「品の良さ」は、選択基準のランク外なんやね。

崩れに崩れるところまで行きついて、オーソドックスなスタイルが希少になったら、それがカッコよく見えて、揺れ戻しがくるかも。




④大空と大地の中で

2010年01月09日 | マイ・ベストテン
「北の宿から」は年末って感じ。
年始には、これでどうだ!

ってホントは年末に書き始めていて、昨年はこれで締めるつもりだったんだけど、
新型インフル騒動で、落ち着いて書きすすめることができなくて、アップするのが今になった。

でもなんか、あらためて聴くと、新しい年の始まりに合っているような気がする。

 
  果てしない大空と 広い大地のその中で
  いつの日か幸せを 自分の腕でつかむよう
                   作詞・作曲 松山千春

中学の時に大流行りし、テレビや友だちの歌で飽きるほど聴いた。
メロディも歌詞もシンプルで歌いやすく、メッセージもわかりやすい。
いい曲だと思うけど、あまりにひねりがなさすぎるのと、何度も聴きすぎて飽きてしまい、
流行った年以降20年くらい、聴きたいとも歌いたいとも思わずにいた。

そして昨年、夏。
「とりあえず知っているから入れとこか」
くらいの思いでこの曲をダウンロードした後、
同い年の友人が、脳梗塞で倒れ、入院していると聞いた。
一時は危なかったとも。

その友人は、独身の時は、互いに「忙しい」と言いつつも仕事や活動の合間を縫って、飲みに行ったり、温泉に行ったりする仲だった。
結婚して子どもができてからは、一緒にお茶はおろか、なかなか会うこともままならない状態が続いていた。
それでも同じ年頃で頑張っている人がいるだけで、こちらも励みなるし、
「子育てが一段落したら、また誘いあって温泉にでも行っておしゃべりしたいな」
と、考えるだけで嬉しくなってくる。

中年期の友だちって、会えなくても、「いる」というだけで心の支えになってくれるもんだな、と思っていた矢先のまさかの発病。
そのお見舞いに行く途中、なにげに聴いたら胸に沁みた。

 
  生きることがつらいとか 苦しいだとか言う前に
  野に育つ花ならば 力の限り生きてやれ

友人が「とにかく生きていてくれて良かった」と思うと同時に、
その頃くだらないことで悩んでいた自分に「甘い」と喝を入れてくれた。

松山千春は、「作詞はさだまさしの方が上」ということをどこかで言っていた。
確かに、さだまさしは「作詞」ではなく「作詩」と言葉にもこだわっているだけあって、巧みで美しくて饒舌な詩を作る。
比べると松山千春は、朴訥でちょっとあか抜けない。
でも、そこが良かったんだ…。と今頃、松山千春を再発見。

ムネオちゃん(新党大地の鈴木宗男代議士)も不遇の時、さぞかしこの歌に慰められ、元気づけられたんだろうな。
(2か月ほど前、仕事先でお見かけした時、生き生きツヤツヤしておられました)

 
  吹きすさぶ北風に、飛ばされぬよう、飛ばぬよう

今年も頑張ろう



初記事

2010年01月06日 | 日記
新年あけましておめでとうございます。

ようやく、今年初めての記事が書けました。
年末年始は、ほとんど夫の実家で過ごしました。
その様子をまとめてご紹介。

12月30日
お義母さんがついてくれたお餅とお野菜をもって、
親子三人で私の実家へ年末のあいさつに。
ついでに伊勢神宮の内宮と、夫の好きな猿田彦神社へお参りに行きました。
新しい宇治橋を渡ってきました。
欄干の手触りがすべすべでした。
五十鈴茶屋で赤服とお抹茶をいただきました。
美味しかった。

12月31日
早朝から田舎は猛吹雪。
写真は夫の実家の勝手口から見た畑と裏山の風景です。
新型インフルから完全に回復した息子は、吹雪の合間に大喜びで雪遊びをしていました。
夜は、お義母さんを入れて4人で近所の温泉へ。
雪でお客さんが少なく、のんびり入れました。
楽しみにしていた紅白は、初っ端はドラえもん、中盤からは息子の眠い攻撃のため、とぎれとぎれ&途中までしか見られず(攻撃をかわしながらなんとか「アリス」まで)、早々に寝てしまいました。

1月1日
年明けも朝から雪。
朝は息子と雪合戦をしました。
午後から継子ちゃんたち3人も帰省し、にぎやかになりました。
お兄ちゃんやお姉ちゃんが帰って、息子も大喜び。
夕飯は温かいキムチ鍋と、伊勢から送ってもらった魚のお刺身でお祝い。

1月2日
今日も雪。
みんなでテレビを見て過ごしたり、外で雪玉を作ったり。
午後には継子ちゃんたちはまたそれぞれ帰って行きました。
その後、私はまさかの再び体調ダウンで、夜は77歳のお義母さんに肩と首を揉んでもらう羽目に。
たまに帰った時くらいしっかりものの嫁を演じるつもりが、
年明け早々、罰あたりな手のかかる嫁になってしまった。
ま、これが地だけど…。
無理はしてなかったのになぁ。
お義母さんごめんなさい&ありがとう。むっちゃ気持よかったです。

1月3日
ようやく雪がおさまりました。
この日は夫の妹さん一家、総勢6人と1匹が、お年始に来られました。
夫は前日からせっせとカレーを仕込み、お義母さんはお寿司と煮物、私はぎょうざを朝から作りました。
和・洋・中の料理でおもてなし(って、それぞれが自分の作りたい料理を作っただけだけど)
みんなでワイワイ、楽しいひととき。

が…。
午後からまた私の体調が悪化して、なんと発熱。
後片付けはぜーんぶお義母さんと妹さんと妹さんの息子のお嫁さんにおまかせし、この長男の嫁は、居間にあるマッサージいすで眠りこけてました。
おいおい…。

後はそのままもう何もせず、薬だけ飲んで朝まで寝て寝て寝まくりました。

1月4日
翌朝、腰痛で寝ていられなくなって起きたら、熱も下がってすっきり。
おなかも空いてる。
普通に朝ごはんを食べ、私は家を片づけ荷物を片づけ。
息子とお義母さんと夫は、裏の畑で大根を抜くやら株を抜くやら。
その新鮮なお野菜をた~くさんもらって、また京都に帰ってきました。

そして、昨日から出勤!
2週間ぶりの職場は、仕事は溜まっていましたが、久々にいつもの生活に戻れたためかちょっとホッとしました。(今だけ~)

今年もいろいろありそうですが、
どうぞよろしくお願い申し上げます。