豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

クリスマスケーキ

2011年12月25日 | 食べ物
23日に我が家のクリスマスパーティーをした。
今年のケーキは、レレレのチョコレートケーキ。
直径12センチくらいの小さめのホール。でもチョコレートケーキだから、親子3人が食べるにはこれくらいが丁度良かった。
上品な飾り付けでクセのない味わい。
レレレの発見で、ケーキを食べる行事の喜びが三割くらいアップした。

パーティーのごちそうは撮り忘れた。
夫が鶏のからあげと、ハーブ入りチーズを乗せたクラッカーと、サラダ、生ハム、マス寿司を、大きなお皿にきれいに飾り付けてくれたのに。
せっかくだから文字で記録しておく。

怖い絵

2011年12月05日 | 

中野京子さんの著書『怖い絵』が、文庫になっていたので買った。

ハードカバーのときは、買おうか買わまいか、ずっと迷って、時々立ち読み。

それを文庫で見かけたからには、買わねば。

でも「泣く女篇」って、あったっけな??と思いつつ。

読んだ。

面白い。

怖いというより、面白い。

面白い理由の一つは、絵に表わされているシーンの背景をこと細かに説明してくれるから。

西洋史とか、ギリシャ神話とか、聖書に書かれている内容とか・・・。

もう一つは、中野さんの文章。

比喩が巧みでユーモアがあって、かなり笑える。

それでいて、品は落としていない。

一番笑えたのは、作品8・ヴェロッキオの『キリストの洗礼』。

俗物っぽいキリストと、気品のある天使が描かれた背景が説明されている。

レオナルド・ダ・ヴィンチの才能のエピソードが興味深い。

一番怖いのは、作品7・・ブリューゲルの『ベツレヘムの嬰児虐殺』。

絵はちょっと見何も怖いものは描かれていないのだが、実は改ざんされており、

どういう出来事の何が描かれていたかが詳しく説明されている。

その出来事が怖すぎ、悲しすぎる。

面白い本だが、一気読みはできない。

解説と絵を何度も見比べるから。

そして見比べているうちに、文庫では掲載されている絵が小さくて見にくいので、

もとのハードカバーで見たくなった。

早速本屋に行くと、「泣く女篇」というのはなく、

この文庫はシリーズ3冊のうちから選びだされて、あらためて編集されていることがわかった。

これじゃあ3冊買うしかないじゃん。

……やられた。編集者、賢い…。

怖い本。