豆ちゃんの大原野だより

 映画、音楽、本、お気に入りの場所、食べ物等々……。感動したこと、体験したことを大好きな大原野の風景と共に発信

札幌

2014年04月14日 | 旅行


久しぶりに北海道にやってきた。
お仕事で。
滞在先は札幌のみ。
これまで北海道には5回ほど来たことがあるけど、札幌だけに2泊するのは初めて。
昨日は仕事関係者10数名と、お寿司屋さんで夕飯を食べた。
お寿司の盛り合わせをはじめ、お造りの盛り合わせ、肉類にお酒…。
結構食べて、一人3000円。
安っ!!

その後、時計台のライトアップを見に行って、解散。
時計台を見たのは実に22年ぶり。
行く前、「え?今から? ホテルにもどりたい…」とも思ったけど、
一期一会。このメンバーでライトアップした時計台を見ることはもうない、と思って参加。
行ってみたら時計台は、前は小さく感じたけど、夜に見たためか、前見たときより、大きく立派に感じました。
そして何よりきれいで素直に感動。
行って、良かった。


嬉しい変化

2014年04月12日 | 日記
今日は早朝から嬉しいニュースが2つあった。

一つは日経2面に載っていた、ファーストリテイリングの会長兼社長、柳井正さんの記者会見記事。
ユニクロの販売員1万6000人を正社員に登用する方針について語っている。
少子高齢化で人材が枯渇することに危機感を抱き、これまでの使い捨てのような人の雇用の仕方を反省して待遇を厚くし、
長期間働けるようにすると述べている。
「店長を主役にした上意下達の組織では、自律性や問題解決能力が損なわれる」と。

へえ~~~、合理化の権化みたいなこのオッサンがこんなこと言うとは!!!

そしてネットを見ていたら、西川史子さんが昨夜の金スマで、離婚経験を経て人のやさしさに触れ「年収4000万以上」という結婚前の自分の発言を一笑したという話題が。

どちらも、才能もお金もあり、いつも発言は上から目線。
その両方を持たないこちらとしては、悔しいし、
合理的であることは大切だけど、そこばかりを重要視するのもどうなんだ?という思いもあり、
さらに、見かける二人の写真は笑顔のものが少ないということも影響し、好きではない人たちだった。

特に西川さんは、デビュー当初は大嫌いだった。
でも、ちょっと前から、なんか変化が見え始め、発言も可笑しくて、彼女のコメントを楽しみにするようになっていた。

今日見た写真では、エクソシストの少女ほどではないが、憑き物が落ちたように二人とも表情が優しくなっている。

二人のいさぎよい反省の仕方を見て、あらためて、やっぱりすごい人たちだったんだ、と頭が下がりました。

エクソシスト

2014年04月03日 | 映画・演劇

昨年の夏に小林聡美さんのエッセイを読んで『エクソシスト』が見たくなった。

http://blog.goo.ne.jp/aratakorin1/e/f0e9ff7d8007e13a2d61b42431e78093

すると友人が『dvd持ってるでー』と先日送ってくれた。

早速、40年ぶりに見る。

怖いから夫と見ようと思っていたが、dvdが届いた翌日から彼は出張に・・・。

早く見たかったので、息子が寝たあと一人で見た。

こ、こんな話だったのかー!!

一言で言えば「少女に憑いた悪魔を祓う話」で、

記憶に残っているシーンが、首が180度回ることとか、口から緑色の液体を吐き出すところだったので、

グチャグチャドロドロしたイメージしかなかったが、

いやいや、それらはホンの宣伝用。

話の中でも刑事が「なぜ、あんないい娘に、悪魔が取り憑いたんでしょうね」と言っているように、

そこがこの映画のポイントか、と。

40年前には見えなかった社会問題が、少女の周りにはゴロゴロ転がっている。

少女自身の中にも。

それらはそんなに強調されていないが、「ああ、今に共通する問題が、こんなころから・・・」と、ちょっと驚き。

オカルトムービーの皮を被った、結構・・・どころかかなり真面目な内容だった。

主役も、子どものころ見たときはこの少女かと思っていたけど、お母さんだったのね。

私的にはカラス神父のように思えるけど。

しかし、少女役のリンダ・ブレアは特殊メイクはしているものの、演技力に驚嘆した。

特殊メイクも含め、特撮や編集技術もなかなかで、

今見ても十分見るに耐えられる上に、コンピューターグラフィックがないことを加えると、

スタッフの創造力に脱帽。

それでいて、悪魔のデザインが妙にちゃちくて、ユーモラスですらある。

そこがまた、「悪魔とは私たちとは別の特別な何かではない」この映画からのメッセージか?とも思ったりする。

以前、何かで、

「人は誰でも心の片隅に獣(けだもの)がいて、それが何かの拍子に表に出てくるのではなく、

もともと心の大半は獣で、普段はそれを懸命に檻に閉じ込めているだけ」

という考えを読んだことがある。

どちらかというと性善説派でありたい自分だが、

この考えを読んで、自分たちは獣だと自覚しておいた方がいいかもと思った。