先日、学童保育のクリスマス会で歌を披露しました。
曲目は以下。
①クリスマスメドレー(きよしこの夜、ジングルベル、もろびとこぞりて)
②アイノカタチ
③手のひらを太陽に
④パプリカ
アイノカタチは、この日を目指して秋口から練習スタート
メロディも歌詞も親しみやすいから、すぐに歌えるようになるだろうと思いました。
が、甘かった。
確かにすぐに口ずさめるようにはなりましたが、歌の持ち味を生かし、音符を感じさせず語りかけるように歌詞を音に乗せるというのが至難の業でした。
さらにそれを2部に分かれて、みんなで呼吸を合わせてとなると、これがなかなか…
しばらくは上達が感じられず、模索する日が続きました。
特に、メロディラインではなく、難しい音の変化がたくさんあるアルトは、大変だったと思います。
本番1週間前、もう曲を変更した方がいいかも…とあきらめかけた頃、トンネルを抜けたようにふっと歌のレベルが上がりました。
良くなった理由を考えると、
一つ目は、なかなか上達しないことに悩みながらも、とにかく指導者に言われたことを自分なりにしっかり受け止めて、考えて工夫して歌い込んだことです。
繰り返すことで不安定だった音もしっかりしていき、歌い方が自然と丁寧になっていきました。
これが「歌がこなれる」ってことなんだー、とガッテン!
あきらめずに数をこなすことは、何かを成就させるには大切なことなんだなー、とあらためて実感。
二つ目は、最初はなかなか集まらなかった人が、本番がせまるにつれて増えていき、相乗効果の出る一定の人数に達したこと。
今回の様子を見ていて、その一定の人数とはソプラノ、アルト、各4人ずつ、計8人だと思いました。
3人ずつまでは個々声が混ざらず、一人ひとりによっぽどの力量がないと各々の弱点が目立っていました。
それが4人ずつになるとみんなの声の持ち味が混ざり合った一つの声に近づき、弱点が薄れてまとまりがよくなりました。
仲間が増えたことで安心感が持てて、伸び伸びと歌えることも大きいと思います。
これがコーラス=集団の力なんだー、とガッテン! ガッテン!
さて、本番での様子は…。
一部の小学生男子たちはずっとしゃべっていて騒がしかったけど、これは想定内のBGMで(笑)、
前列にいた低学年の子どもや女子たちはキラキラした表情で聴いてくれていました。
それがとても嬉しくて、
「この子たちが大人になったら、また子どもたちに楽しく歌を歌ってくれますように」と願いながら歌いました。
先生や保護者の方からも「感動しましたー!」との感想をいただき、嬉しかったです。
でも、一番感動したのは、おそらく歌っていた自分たち。
こんな機会を与えてくれた皆さんに感謝、感謝
あたたかく増えた思いは、全部アイノカタチです